朝起きた時に、「よく寝たはずなのにダルい…」と思ったことはありませんか?
また、「寝足りなく感じる」と「集中力に影響してくる」と悩んではいないでしょうか。
世間では、「○時間寝た」と『量にばかりフォーカスしてしまいがち』です。
しかし、「理学療法士」として臨床に従事してきた視点から言いますと、「量(=寝た時間)」以上に、「質(=寝ている間にカラダと脳がきちんと回復しているか)」こそ重要なんです。
1.理学療法士から整理する『質の良い睡眠とは?』
🔹質の良い睡眠=カラダの回復+神経の整理
寝ている間にカラダは、「日中に酷使された筋組織」や「神経回路」の整理に徹しています。
これは、「運動後にダメージを負った筋繊維が回復したり、記憶が整理されたりする」と整理できます。
🔹レム睡眠とノンレム睡眠の働き
- レム(REM)睡眠 … 記憶整理、夢に関連
- ノンレム(Non-REM)睡眠 … 成長ホルモンの分泌、カラダの回復
質の良い睡眠とは、「レム」と「ノンレム」との周期が整理された状態です。
理学療法士としても、「カラダの回復」と「神経の整理」と「記憶の整理」と…
複数の重要プロセスがきちんと回ってこそ、朝起きた時に元気に動き出せます。
2.『量<質』という理由 ~理学療法士視点~
🔹カラダに負担なく回復するポイントに直結している
理学療法に従事してきた身として整理すると、「寝た時間が少なくても、深く質の良い状態に達していればカラダは回復し、逆にダラダラ寝続けても回復していない」と言います。
🔹負傷後の回復に直結してくる
患者さんに対しても、「質の良い睡眠に伴う成長ホルモンの分泌」と「血流の整理」と「神経の整理」といったポイントは非常に重要なので、「寝た時間に比例して回復するわけではありません」とよく伝えてきました。
3.質の良い睡眠が『翌日のパフォーマンスに直結する理由』
🔹運動パフォーマンスの向上
質の良い睡眠に伴って、「筋繊維が回復して柔軟性も増し、神経との協働も整理された状態」で運動に臨めます。
結果として、「動きにキレが出ますし、負傷しにくくなる」と整理できます。
🔹集中力・記憶力もアップする理由
レム睡眠時に整理された記憶は、「次の日に整理された状態」で活用できます。
だから、「集中力」と「記憶力」と「判断力」といった『頭の働き』も良くなるわけです。
🔹カラダもココロも元気に1日をスタート
質の良い睡眠に伴って、自律神経も整理された状態なので、「朝起きた時に気分もよく、カラダも軽く感じます。」
4.理学療法士が整理した『質の良い睡眠をとるポイント』
🔹ポイント1:寝室の整理(温度・湿度・光)
最適なのは、「少し涼しく、暗く、静かな空間」であるという整理です。
理学療法に従事してきた視点からも、「神経の興奮を抑えて副交感神経に切り替えてくれる」と整理できます。
🔹ポイント2:寝る1時間前のルーティン
- 画面(ブルーライト)の視聴を控えて、読書に切り替えてみましょう。
- 湯船に浸かって血流を整理してから寝るというルーティンも有用です。
🔹ポイント3:深呼吸、ストレッチ、マッサージ
理学療法に従事してきた身として、「寝る前に少し柔軟体操やマッサージ」で緊張した筋群を緩め、自律神経を整理してから休息に入ると、深く質の良い睡眠に繋がります。
5.人生の質もよくなる『質の良い睡眠』
人生の約1/3は「寝て」います。その1/3の質を少し変えてあげるだけで、「1日1日の活力」と「人生そのものの満足度」も大きく変わってくるというわけです。
理学療法士として整理してきたポイントに従って、「質の良い睡眠」でカラダもココロも整理してみましょう。
✅ 整理ポイントまとめ
- 理学療法士視点から整理された『質の良い睡眠=カラダの回復+神経整理+記憶整理』
- 量に左右された回復ではなく、「質」で元気に1日をスタート
- 質の良い睡眠に伴って、「運動パフォーマンス」と「集中力」と「記憶力」と「気分」と「人生満足度」と…あらゆるポイントにプラスに働く
- 日常に少しルーティンを足すだけで、「質の良い睡眠に近付く」と整理できます
6.理学療法士視点から整理した『高齢者にとっても寝具にこだわる理由』
🔹「寝た時間」と「質」と「寝具」との関係
よく、「年を取ったら寝る時間が少なくなる」と言いますよね。
これは、「深いノンレム睡眠の量が少なくなる」と整理できます。その結果、「夜間に何度も目覚める」と「朝早く起きてしまう」といった状態に繋がります。
しかし、「寝具にこだわってカラダに負担なく休めるようにする」と、「少なくなった深い睡眠の質を少し補う」ことが可能です。
🔹理学療法士視点のポイント:寝具の重要性
理学療法に従事してきた身として整理したポイントは、「マットレスや枕の硬さ・高さ」と「寝返りしやすい材質」であるということです。
- マットレス:
極端に柔らかすぎても沈み込み、寝返りに負担がかかります。逆に硬すぎても肩や腰に負担をかけます。その人の体重にあった『弾力性』がポイントです。 - 枕:
楽に寝た時に頸椎(首の骨)のカーブに自然にフィットしてくれる高さに整理してあげましょう。
🔹寝具にこだわる理由まとめ(理学療法士視点)
✅少なくなる深い睡眠に対して、「寝具」で質を補うことが可能
✅負担なく寝返りが打て、血液の巡りもよくなる
✅肩、腰、首に負担がかかりにくく、朝起きた時に「カラダが楽」と整理できます
7.まとめ ~若くても、高齢者にとっても『質の良い睡眠=元気に直結』~
若いうちに培った「質の良い睡眠に対する視点」と「寝具に対するこだわり」と「ルーティン」といったポイントは、自分自身の将来に大きく影響してきます。
理学療法士として整理してきたように、「量に左右された回復」ではなく、「質に根ざした回復」でカラダもココロも整理していきましょう。