
帰省すると、母を介護する父が、食事を簡単なもので済ませていた。
宅食をすすめたいけれど、費用や受け取り、父が納得してくれるかが気になる。
介護をしている親が、自分の食事を後回しにしていませんか?
民間の宅食を直接契約する場合、食事代は原則として自己負担です。
ただし、自治体によっては、配食の費用の一部を助成する制度があります。
理学療法士として18年、訪問看護ステーションで10年以上勤務してきた私が解説します。
離れて暮らす方にも、同居していて昼や夜に家を空ける方にも役立つ内容です。
この記事のポイントです。
- 親の食事で、何が変わってきたか
- かむ力・飲み込む力は、専門職に確かめる
- 親の好みは、和食中心か、洋食も楽しみたいか
- 予算は、送料を含めた1食あたりで考える
私のおすすめは、“冷凍惣菜”をご自宅まで宅配便でお届け!【ワタミの宅食ダイレクト】です。
民間の宅食5社は、試食評価ではなく公式情報をもとに比較します。
この記事を読むことで、親に合う宅食と相談先が分かり、食事の準備を手放す一歩が踏み出せます。
食事作りの負担が減れば、休息や親との会話に時間を回しやすくなります。
親に合う宅食の選び方 4選

宅食を選ぶ前に、「親の食事の変化」「食べる力」「好み」「予算」の4つを確かめてください。
親の食事で、何が変わってきたか
レトルトや冷凍食品は、食事の準備を助ける選択肢です。
気にかけたいのは、食品の種類よりも、次のような変化です。

訪問看護では、ゴミ袋にたまった食品の容器や、台所の机に積まれた常温の食品から、変化に気づくことがありました。帰省したときは、冷蔵庫の中と一緒に見てみてください。
かむ力・飲み込む力は、専門職に確かめる
かむ力・飲み込む力に不安がある場合は、本人に合う食事の形を専門職に確かめてください。
相談できるのは、主治医や歯科医師、言語聴覚士(飲み込みのリハビリの専門職)などです。相談先が分からない場合は、ケアマネジャーに相談しましょう。
入院していた親なら、病院で出ていた食事の形を聞いておくと、宅食を選ぶ目安になります。
食事中にむせる回数が増えたときは、姿勢や食べ方の工夫だけで様子を見ず、先に相談してください。
介護を受けている親と介護している親で、食べられる形が違う場合もあります。普通の食事とやわらか食を、同じ会社で頼めるかを確かめておくと安心です。
食べる力は、入れ歯や食べ方でも変わります。
食事の前に口や舌を動かす体操を取り入れる方法もあります。
体操の種類や、親に合うかどうかは、主治医や訪問看護、言語聴覚士に確かめてください。
親の好みは、和食中心か、洋食も楽しみたいか
高齢者向けの宅食では、塩分やカロリーに気を配った献立が選べます。
一方で、シェフが監修した洋食や多国籍の料理を届ける宅食もあります。
親がふだん好んで食べている料理を、先に書き出しておくことがおすすめです。
予算は、送料を含めた1食あたりで考える
宅食は、送料が別にかかる会社も多いので、送料を含めた1食あたりの値段で比べてください。
夫婦2人分を1日1食、30日続けると
1食500円で月30,000円
1食1,000円で月60,000円です。
おかずだけの商品では、ご飯などの費用が別に必要です。
まずは、介護している親の食事を何食置き換えるかを考えてください。
介護を受けている親の分も一緒に頼むかは、予算とそれぞれの希望に合わせて決めます。
宅食に介護保険は使える?自治体の助成と相談先

民間の宅食を直接契約する場合、食事代は原則として自己負担です。
ただし、自治体の配食制度では、弁当代や、配達・安否確認にかかる費用の一部が助成される場合があります。
対象者や助成の内容は、自治体によって違います。
自治体によって、助成されるものが違う
名古屋市は、介護保険の仕組みを使った市独自の給付(介護保険特別給付)として、配達にかかる費用を助けています。
対象は、介護保険の要介護認定を受けた在宅の人です。
食事代:全額利用者負担
出典:名古屋市 介護・障害情報提供システム「配食サービスの概要」(2026年9月19日確認)
配食経費:1回あたり 200円 <1割負担の方>
利用者負担20円 保険給付180円
岡山県の浅口市は、市の事業として、配食の弁当代そのものを助成しています。
浅口市では、栄養改善が必要な高齢者の方に対して、市が契約した事業者の配食弁当代を一部助成する給食サービスを行います。
出典:浅口市公式ホームページ「高齢者給食サービス事業」(2026年9月19日確認)
1人あたり1食200円(上限)を助成します。
浅口市の主な条件は、次のとおりです。
他にも市内に住所があることや、過去の利用歴に関する条件があります。詳しくは浅口市の公式ページで確認してください。
助成を使えるかは、食事を利用する本人や世帯の条件によって決まります。
母が要介護認定を受けていても、介護する父の食事まで同じ制度の対象になるとは限りません。お住まいの地域の制度は、次の相談先で確かめてください。
相談先は、ケアマネか地域包括支援センター
担当のケアマネジャーがいるなら、最初の相談先はケアマネです。
電話では、次のように伝えると話が早く進みます。
「母を介護している父が、食事の準備まで手が回っていません。この地域で使える配食と、費用の助成があるか教えてください。」
配食サービスは、家族だけで調べても情報が集まりにくいサービスです。
訪問看護で関わった家庭でも、ケアマネジャーに依頼して地域の業者の一覧を紹介してもらいました。自治体の助成があることを、ご家族は知る機会がありませんでした。
電話で「地域の配食の業者の一覧をいただけますか」と一言足すと、比べる材料がそろいます。
担当のケアマネがいない場合は、お住まいの地域包括支援センターに相談してください。ケアマネに何を頼めるかは、ケアマネジャーさんについてで説明しています。
家族と暮らしていても、本人の分の料理はヘルパーに頼める場合がある
介護している親が同じ家にいても、ヘルパーの生活援助(料理や掃除など)が一律に使えなくなるわけではありません。
利用者に同居家族がいるということだけで一律に生活援助が利用できないわけではありません。ご家族の状況等を確認した上で、利用が可能な場合もありますので、担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)にご相談下さい。
出典:厚生労働省「介護保険制度 訪問介護についてちょっとしたご案内」(平成21年12月25日 老振発1224第1号の別紙・2026年9月19日確認)
ただし、ヘルパーに頼めるのは、介護を受けている本人の分の料理です。
原則として、次のようなサービスは支給の対象とはならず、ご自分のお支払いで利用していただくことになります。
出典:厚生労働省 会議資料「『指定訪問介護事業所の事業運営の取扱等について』等の再周知について」に添付の利用者向けリーフレット(75ページ・2026年9月19日確認)
①本人以外の部屋の掃除など、家族のための家事
介護している親の分の食事は、宅食や家事代行で補う方法があります。
家事代行は、訪問介護ではできないことを補う!家事代行サービスおすすめ比較 3選【安い・安心】で紹介しています。
手渡しの配食と冷凍・冷蔵の宅食、介護中の親に合うのはどちら?

毎日の様子も気になるなら手渡しの配食、好みや制限食を優先するなら冷凍・冷蔵の宅食が候補です。
食事を届けるサービスの届け方には、次の2つがあります。
自治体の助成は、届け方とは別に確かめてください。手渡しの配食のなかには、自治体の配食制度の対象になっている会社もあります。
毎日の様子も気になるなら、手渡しの配食
手渡しの配食は、食事と一緒に、届ける人との顔なじみの関係も生まれます。
自治体の配食サービスのほか、コープや宅配クック123のような地域の配食も候補です。
手渡しの有無や、安否確認のやり方は、地域や会社によって違います。
訪問看護で関わった家庭に、高齢のご夫婦2人だけで暮らす世帯がありました。
ご夫婦が契約したのは、自治体の配食サービスで助成を受けられる、手渡しで届ける指定業者です。
毎日同じスタッフさんが届けに来て、2人の様子を確かめてもらえるようになりました。食事の内容には、十分に満足できない点もある状態です。それでも、同じ人が来てくれること自体が、ご夫婦にとって意味を持っていました。
スタッフさんとの関係が、配食を続ける力になったケースです。
配達の時間が、スタッフさんと顔を合わせて話す機会になっていました。

毎日訪ねて関係をつくる点は、訪問看護にも通じる部分があります。味だけで選ばず、誰がどう届けてくれるかも、選ぶときの目安にしてください。
好みや制限食を優先するなら、冷凍・冷蔵の宅食
冷凍・冷蔵の宅食は、味や制限食の種類、値段を選べる幅が広いのが特長です。
家族がネットや電話で注文を管理できるため、離れて暮らす子どもでも手配できます。
一方で、宅配便でまとめて届くため、毎日顔を見る安否確認の仕組みではありません。
親の見守りは、宅食とは別に考えてください。
家族が注文を管理できる宅食5社の料金と対応内容
ここで紹介する5社は、家族がネットや電話で注文を管理しやすい、冷凍・冷蔵の宅食です。
毎日の安否確認が必要な場合は、先に手渡しの配食を検討してください。
| 宅食 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 比べた商品 | いつでも三菜 定期おまかせ 14食 |
塩分制限食 定期14食 |
塩分制限 気づかい御膳 定期14食 |
定期便の お弁当14食 |
| 続けるときの料金 (税込・送料込み) |
7,391円 (6,511円+送料880円) 本州・四国・九州 改定後:7,501円 |
9,698円 (定期は送料無料) |
9,828円 (送料込み) |
約12,900〜13,200円 (約11,800円+送料1,089〜1,386円) |
| 1食あたり | 約528円 (改定後:約536円) (おかずのみ) |
約693円 (おかずのみ) |
約702円 (ご飯なし) |
約920〜940円 (ご飯は別売り) |
| 初回・定期の特典 | 初回のお試し10食 4,309円 (税込・送料別) |
初回は送料無料 定期は送料無料 |
定期購入は 定価から28%割引 送料無料 |
初回のお試し3,218円 (おかず5食とご飯1食・税込) 送料無料はキャンペーン中 |
| 食事の対応 (会社全体の取扱商品) |
普通食 (介護食は別の商品) |
制限食4種 ムースやわらか食 |
制限食4種 (やわらか食のコースなし) |
普通食 (やわらか食の記載なし) |
| 受け取り・準備 | 冷凍 電子レンジで温める |
冷凍 電子レンジで温める |
冷凍 電子レンジで温める |
冷凍 電子レンジで温める |
| 契約条件 | 定期は3回以上 4回目以降の変更・停止は お届け4〜6日前まで |
回数の縛りなし 解約・休止は お届け7日前まで |
回数の約束なし 変更・解約は お届け6日前まで |
変更・スキップは 注文確定前まで 締切はマイページで確認 初回分は申込時に確定 |
| 詳細 | 詳しくみる | 詳しくみる | 詳しくみる | 詳しくみる |
本記事は、2026年9月時点の公式情報による比較です。味・食感・食べやすさの実食評価はしていません。自治体の助成対象として紹介するものではありません。
高齢であることだけを理由に、制限食を選ぶ必要はありません。治療上の食事制限がある場合は、主治医や管理栄養士に相談して選びます。
※冷凍の宅配便は、どの会社も宅配ボックスや置き配で受け取れない場合があります。受け取り方は、こちらを参照してください。
家族で取り分けるお惣菜の「シェフの無添つくりおき」は、1人分のお弁当と条件が違うため、表とは別に紹介します。
ワタミの宅食ダイレクト 1食あたりの値段を抑えたい親に

ワタミの宅食ダイレクトは、冷凍のおかずを宅配便でまとめて届けるサービスです。
向いているのは、毎日の食事を値段を抑えて続けたい親です。
メディミール 制限食とやわらか食を選びたい親に

メディミールは、介護福祉施設を運営する管理栄養士のチームが作る制限食の宅食です。
制限食を選ぶときは、主治医や管理栄養士に言われた数値と、宅食の数値を見比べてから決めてください。
Dr.つるかめキッチン 制限食をおまかせで続けたい親に

Dr.つるかめキッチンは、医師と管理栄養士が監修した制限食の宅食です。
やわらか食のコースはありません。
DELIPICKS 食べる楽しみを大事にしたい親に

DELIPICKS(デリピックス)は、星付きレストラン出身の中村シェフが監修する冷凍宅配弁当です。
高齢者向けに作られた商品ではなく、公式サイトにやわらか食の記載はありませんでした。
かむ力や飲み込む力に問題がなく、洋食や多国籍の料理も楽しみたい親に向いています。
家族で取り分けるお惣菜なら、シェフの無添つくりおき

シェフの無添つくりおきは、化学調味料を使わずに手作りしたお惣菜を、冷蔵で毎週届けるサービスです。
一般向けのお惣菜で、かむ力や飲み込む力に配慮した介護食ではありません。
器に取り分ける手間はありますが、夫婦2人で同じおかずを食べたい家庭の候補になります。
冷蔵で届くため、受け取る日と食べきる日数を、公式サイトで確かめてから申し込んでください。
宅食に乗り気でない親への伝え方4つ

親に宅食をすすめるときは、「心配の伝え方」「試し方」「決め方」「伝える人」の4つを意識してください。
介護サービス全般を親にすすめるときのコツは、【理学療法士18年が解説】介護サービスは元気なうちから!早めに使う5つの理由と始めどきでも紹介しています。
伝え方1 「作れていない」ではなく「私が心配」と伝える
食事の準備ができていないことを指摘すると、介護している親は責められたと感じることがあります。
「あなたのため」と言われると、「自分はまだできる」と反発したくなる親もいます。
「お母さんの介護で、お父さんが疲れていないか、私が心配で」と、子どもの気持ちとして伝えてください。
疲れが続いている様子なら、【理学療法士18年が解説】在宅介護の限界サイン7つと共倒れを防ぐタイミングで、今の状態を確かめてみてください。
伝え方2 まずは数食から試し、食べ残しと感想を見る
いきなり毎日の定期便をすすめると、費用や手間の心配が先に立ちます。
まずは、定期契約にならないお試しセットや都度購入で、数食から試してみましょう。
定期便を選ぶ場合は、最低利用回数と停止の期限を先に確かめてください。最初のお試しの代金を、子どもが出す方法もあります。
お試しが届いたら、食べ残しの量と親の感想を見てください。
離れて暮らしていても、電話で「どれがおいしかった?」と聞けば、次に選ぶメニューの手がかりになります。
伝え方3 選ぶのは親。口に合わなければ、何が気になるかを聞く
食べるのは親なので、会社やメニューは親と一緒に選んでください。
「まずは一度試して、続けるかどうかは食べてから一緒に決めよう」と伝えてください。
口に合わないときは、何が気になるかを聞き、別のメニューや会社を試す方法もあります。
訪問看護で関わった家庭に、使い始めて2か月を過ぎたころから「同じような献立ばかり」と話される方がいました。
献立は週ごとに変わっていても、味が似ていると感じていたようです。
その家庭は宅食をやめ、別に暮らす娘さんが食事を用意することになりました。
しかし娘さんの介護の負担が増え、また別の会社の宅食を始めることになりました。
量が多くて食べきれない方には、ご飯を除いたおかずだけの注文に替えた家庭もあります。量やセット内容を見直したことで、続けられました。
食べきれない状態が続くときや、体重が減ってきたときは、ケアマネや主治医に伝えてください。

食事は、親にとって暮らし方そのものです。子どもが決めるより、親が選んだ形のほうが続けやすいと考えています。
伝え方4 家族の話で難しいときは、専門職から話してもらう
家族からすすめても受け入れにくいときは、ケアマネや訪問看護などの専門職から話してもらう方法があります。
訪問看護で関わった家庭にも、ご家族からの宅食のすすめを受け入れにくい方がいました。
食事は、パンだけの日もあれば、朝食と昼食をどちらも抜く日もある状態です。
リハビリ職として関わった私の目標は、ご本人が長く歩き続けられるよう、筋力と体力を上げることです。
そこで、筋力と体力を上げるために栄養状態が大切な理由を、ご本人とご家族に説明しました。
食事の必要性をご本人の目標と結びつけて説明したことで、宅食を受け入れ、続けられたケースがありました。
「歩いて出かけたい」など、親が大事にしていることと食事を結びつけて話してもらうと、伝わりやすくなることがあります。

「子どもに言われたから」より「やりたいことのために必要」と分かると、食事の見え方が変わることがあります。担当のケアマネや訪問看護に、一緒に説明してもらえないか相談してみてください。
宅食を使い始める前に確認したい冷凍庫・受け取り・休止のこと

宅食は、届いてから食卓に並ぶまでの流れで、つまずくことがあります。
訪問看護で関わった家庭で見聞きしたことをもとに、確かめておきたい点をまとめます。
冷凍庫に入りきるか
宅食を始めてから、冷凍庫に入りきらないと分かり、冷蔵庫を買い替えることになった家庭がありました。
申し込む前に、1回に届く食数と容器の大きさ、冷凍庫の空きを見比べてください。
たとえばDr.つるかめキッチンのお弁当は、1食あたり縦16.5cm、横18cm、高さ3cmです。
誰が、どこで受け取るか
冷凍・冷蔵の宅配便は、通常の宅配ボックスや置き配で受け取れない場合があります。
ヤマト運輸はクール宅急便では置き配を使えないとしており、Dr.つるかめキッチンも宅配ボックスへの配達はしていません。
受け取れる日時を指定し、届いた食事をすぐ冷凍庫や冷蔵庫へ入れられるか確かめてください。
DELIPICKSは、不在のまま初回配達日を含む3日間に連絡しないと荷物が返送され、代金は返ってきません。
一方、地域の配食には、対面で受け取らなくてよい業者もあります。
訪問看護で関わった家庭では、そのような地域の配食を使うため、届け先や宅配ボックスを決めておく必要がありました。
届いた箱を、食卓まで運べるか
地域の配食の業者が、発泡スチロールの箱に保冷剤を入れて届けてくれる家庭の例です。
届いた食事を食卓まで運ぶことが、ご夫婦ともに難しくなりました。その家庭では、訪問介護の時間帯をお昼前に変え、ヘルパーに運んでもらうことになりました。
運ぶのが難しそうなら、配達時間と訪問介護の時間を調整できるか、ケアマネに相談してください。
長い休みと、休止・解約の期限
お盆や年末年始は、宅食の会社が長い休みに入ることがあります。
休みの前には、いつもより多くの宅食を冷凍庫に入れる必要があります。前もって冷凍庫の中身を整理しておくと、届いた日に慌てずに済みます。
休止や解約の連絡の期限は、会社ごとに違います(比較表参照)。
子どもの住む場所で、引き受ける役目を決める
子どもが引き受けやすい役目は、親の家との距離で変わります。

食べ残しの量は、親の食べる力が変わってきたことに気づく手がかりになります。増えてきたら、ケアマネや主治医に伝えてください。
宅食と介護のよくある質問

- Qワタミの宅食で、介護保険は使えますか?
- A
食事代は介護保険の対象外で、全額自己負担です。ワタミには、冷蔵のお弁当やお惣菜を毎日届ける「ワタミの宅食」と、冷凍のお惣菜をまとめて届ける「ワタミの宅食ダイレクト」があります。自治体の助成が出るのは、自治体の配食制度の対象になる会社を使う場合なので、地域包括支援センターで確かめてください。
- Q担当のケアマネがいなくても、配食サービスは頼めますか?
- A
地域包括支援センターか、自治体の高齢者福祉の窓口に相談すれば、使える配食サービスを教えてもらえます。自治体によっては、要介護認定がなくても使える配食の制度があります。介護保険の認定を受けていない段階でも、まずは電話で相談してください。
- Q冷凍と冷蔵の宅食、介護にはどちらが向いていますか?
- A
受け取り方と保存場所で決めてください。冷凍はまとめて届き、好きな日に食べられますが、冷凍庫の空きが必要です。冷蔵は早めに食べきる前提で、配達の頻度はサービスによって違います。
- Q宅食だけで栄養は足りますか?
- A
宅食を1日のうち何食にあてるかを決め、ほかの食事も抜かないようにしてください。主食など足りないものは、食べる力や食事制限に合わせて補います。食べる量や体重が減ってきたら、ケアマネや主治医に早めに伝えてください。
- Q飲み込みが心配なとき、とろみ剤で自分で調整してもいいですか?
- A
最初は主治医や言語聴覚士、訪問看護に、とろみの濃さを確かめてください。汁物などは、とろみをつけても安全に飲めない場合があります。むせる回数が増えたら、すぐに相談し直してください。
まとめ 宅食は、介護する親の暮らしを支える選択肢

食事作りを休む日があってもかまいません。
宅食は、介護する親自身の暮らしを支える選択肢です。

配食も宅食も、地域の情報はケアマネや地域包括支援センターに集まっています。まずは相談の電話1本から始めてください。

