訪問看護や訪問リハビリで日常的に外回りをしていると、夏場だけでなく一年中紫外線の影響を受けています。
多くの方が日焼け止めや帽子、アームカバーなどで肌のUV対策をしていますが、実は**「目」も紫外線によって日焼けする**ことをご存じでしょうか?
本記事では、目から受ける紫外線の影響や、その対策としてのサングラスの重要性、さらに勤務中にも使いやすいサングラスの選び方まで、実体験をもとにわかりやすく紹介します。
1. 目から受ける日光のメリットと注意点
◎ 太陽光と体内時計の関係
目に日光が入ると、網膜を通して脳の視交叉上核(体内時計)に信号が届き、体内リズムをリセットしてくれます。これにより、
- 朝の覚醒感が高まる
- 睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌が調整される
- セロトニン分泌が促され、心の安定に役立つ
などのメリットがあります。外回りが多い職種にとっては、朝の訪問前に日光を浴びることで自然と覚醒状態に入り、リズムよく1日をスタートできるという良さも。
◎ しかし過剰な紫外線はデメリットに
とはいえ、日光の浴びすぎはかえって逆効果。特に紫外線が目に与える影響としては、
- 白目の充血、炎症(紫外線角結膜炎)
- 白内障や翼状片などの慢性疾患リスク
- 目から入る紫外線が肌にも悪影響(間接的な日焼け促進)
- 紫外線疲労による頭痛や倦怠感
などがあり、日々蓄積することで大きな負担となる可能性があります。
これは短時間の訪問でも、長期的に見ると無視できないリスクです。

2. サングラスの着用がもたらす効果
◎ UVカットで目の健康を守る
紫外線カット率の高いサングラスを着用することで、目に直接届くUVを90%以上カットすることが可能です。
- 白内障や加齢黄斑変性の予防
- 紫外線による充血・痛みの予防
- 肌への日焼け連鎖を減らす(目→脳→皮膚)
◎ 外的刺激(PM2.5・花粉・ホコリ)の予防にも
自転車やバイクで訪問するスタッフには、
- PM2.5や黄砂などの微粒子汚染物質
- 春先の花粉や秋の落ち葉ダスト
- 走行中の風や砂埃
から目を守るバリアとしても有効です。

3. 業務中に使いやすいサングラスの選び方とおすすめ2選
勤務中にサングラスを使用する際は、過度に派手なものは避けつつも、安全性・快適性・清潔感が保たれていることが重要です。
以下の表に、業務中に適したサングラスの主な条件をまとめました。
特徴 | 内容 |
---|---|
UVカット率 | UV400(紫外線99〜100%カット)対応を選ぶ |
レンズカラー | グレーやブラウンなどナチュラルで相手に不快感を与えない色 |
調光・偏光機能 | 明るさに応じてレンズ濃度が変化 or まぶしさを軽減する偏光レンズ |
フレームの形状 | 顔にフィットしやすく、風やホコリが入りにくいスポーティタイプ |
重さ・着用感 | 長時間でも痛くならない軽量設計・鼻あて調整可能なもの |
クリアレンズタイプ | 屋内対応・透明UVカット仕様で室内訪問時も着けたままでOK |
おすすめサングラス①:Zoff「Zoff UV CLEAR SUNGLASSES」シリーズ
外回りで日中に長時間屋外にいる訪問スタッフにぴったりなのが、Zoff(ゾフ)の「Zoff UV CLEAR SUNGLASSES」です。
このシリーズは、透明度の高いレンズでありながらUV100%カットという優れもの。サングラスというと「暗すぎて仕事に向かない」「患者様に威圧感を与えるかも…」と感じる方も多いですが、Zoffのこのモデルはそういった不安を解消してくれます。
特徴まとめ
特徴 | 内容 |
---|---|
レンズ | 透明感のあるクリアサングラス(UV100%カット) |
印象 | 医療職として違和感のない自然な見た目 |
重さ | 軽量フレームで長時間使用でも疲れにくい |
価格帯 | 5,000円台〜(コスパも良し) |
実際、訪問リハや訪問看護の現場で「印象を損なわずに、紫外線から目を守れる」と評判で、晴天時の自転車移動やバイク運転時にも大活躍。
PM2.5や花粉の対策にも役立つので、春や秋の外回りにもおすすめです。
おすすめサングラス②:Isabell119 偏光調光サングラス
長時間の屋外活動や、急な天候変化にも対応したい訪問スタッフにぴったりなのが【Isabell119 偏光調光サングラス】です。
このサングラスは**「偏光×調光」のW機能**を備えており、紫外線の量や光の反射に合わせてレンズが自動で変化。視界を快適に保ちながら、目を紫外線からしっかり守ってくれます。
特徴まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
レンズ性能 | 調光(紫外線量で色が変わる)+ 偏光(反射光をカット) |
可視光線透過率 | 約22〜25%(濃くなった状態) |
紫外線透過率 | 0.1%以下(ほぼ完全カット) |
サイズ | フレーム幅145mm / レンズ幅60mm / レンズ高48mm / テンプル145mm |
重量 | 約22g(軽量設計で業務向き) |
付属品 | 専用ケース・クロス付き |
製造 | 企画:日本/生産:中国 |
訪問業務中にうれしい3つのポイント
- 天気が変わっても掛けっぱなしOK!
→ 調光機能により、屋外ではレンズが自然に濃くなり、屋内に入るとクリアに戻るため、装着しっぱなしでも支障なし。 - 偏光レンズでまぶしさを軽減し、目の疲れを防止
→ アスファルトの照り返しや車のフロントガラスの反射光を抑えるので、自転車・バイク移動時にも視界がクリア。 - 花粉やPM2.5対策にも◎
→ 春や秋の花粉シーズン、都市部の大気汚染など、目を保護するバリアとしても活躍。
業務中の快適性を高めるだけでなく、「予防」や「疲労軽減」の観点からも非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。
「とりあえず1本持っておく」ことで、移動中の目の健康を守りつつ、サービス提供中のパフォーマンスも落とさずに済むのが最大のメリット。
4. 実際に使ってみた感想と変化
筆者自身も以前は「仕事中にサングラスなんて…」と抵抗がありましたが、
- 目の疲れが格段に減った
- 帰宅後の頭痛がなくなった
- 肌の赤みやヒリつきが軽減した
など、体感的にも明らかな変化がありました。
また、利用者様との対話時も「自分の健康も大事にしていて素敵ですね」と言っていただけたこともあります。
実はサングラスは、自分を守るだけでなく、健康意識の高いスタッフとしての印象づくりにもつながるのです。
5. 日焼け対策はトータルで考えよう
目の紫外線対策は重要ですが、肌や頭皮ももちろん大切。以下のようなアイテムと併用することで、より安心して訪問業務に集中できます。
- 日焼け止め(SPF50+PA++++)
- UVカットの帽子・スカーフ・アームカバー
- サングラス+調光レンズ付きのメガネ
いずれも【機能性+着け心地+清潔感】のバランスが大切です。
まとめ:目を守ることがサービスの質につながる
訪問看護や訪問リハビリでは、移動も含めた業務のすべてがパフォーマンスの一部です。
目の健康を守ることは、単なる美容や快適性の問題ではなく、
- 仕事中の集中力の維持
- 体調管理
- 長期的な眼病予防
といったプロフェッショナルな対応力の向上にもつながります。
これからの時代、「目の紫外線対策」はすべての訪問スタッフにとって必須の備えです。
まずは1本、自分に合ったサングラスを選んでみてはいかがでしょうか?