「みんなの介護で資料請求したいけれど、その後のしつこい営業電話や大量のパンフレットが不安で、一歩踏み出せずにいませんか?」
親の将来を考え、早めに情報収集を始めたいという想いはあっても、自分の生活や仕事が忙しい中で「面倒なこと」に巻き込まれるのは避けたいものです。
この記事では、10年以上の訪問看護ステーションでの勤務経験があり、理学療法士として18年、介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格をもつ私が、あえて一利用者として申し込みから資料到着までのリアルな時系列や、オペレーターとの実際のやり取りを写真付きで公開します。
みんなの介護での資料請求は、正しい手順さえ知っていれば怖くありません。
私は実際に10施設(操作ミスで計15施設分!)の資料を請求しましたが、その結果わかったことは以下の3点です。
- 電話対応は驚くほど丁寧:無理な勧誘はなく、状況を尊重してくれる。
- 電話連絡は即座に止められる:設定一つで、連絡が来なくなる。
- 「自動チェック」に要注意:不要な資料が届かないようにするコツがある。
この記事を読み終える頃には、資料請求への不安が消え、親御さんの安心できる暮らしと、あなた自身の穏やかな生活を守るための具体的な一歩を、自信を持って踏み出せます。
「まだ入居は先かもしれない」
そう思っている今が、実は一番落ち着いて選べるタイミングです。情報が必要になってからでは、焦りが判断を鈍らせます。
「みんなの介護」はなぜ選ばれるのか?利用前に感じた不安
老人ホーム検索サイトを探すと、必ずと言っていいほど目にするのが業界最大級の「みんなの介護」です。掲載施設数は国内トップクラスで、写真や費用も詳しく確認できます。
- 掲載施設数:約58,000件以上
- ホームページの月間PV数:約1,200万
- 月間訪問者数:約330万人
- 利用は無料
- 地域、運営会社、ランキング、相場、空室、値段帯からの検索が可能であり、該当地域の相場も確認可能
- 実際の施設を360度パノラマ画像にて現地に行かなくてもネット上で確認できる。
- 体験利用(一泊二日など)の有無も分かる
- 介護度や負担割合を選択することによって月額料金の表示が切り替わる
しかし、ネットで口コミを調べると、こんな声が目に入ります。
しつこい電話がくる理由と対策方法を紹介しています。
みんなの介護の口コミの詳細も説明しています。
正直、私も「まだ具体的に決まっていない段階で、しつこく営業されたら嫌だな」と二の足を踏んでいました。

情報収集だけを目的に、あえて申し込んでみることにしました!
【体験】資料請求の手順と「やらかし」回避術

資料請求の申し込みは3分程度で終わる非常に簡単なものでした。
施設を探す:エリアや予算、介護度などの条件で絞り込む。
検索をして、資料請求見学リストに追加もしくは資料請求・見学をするボタンから手続きしていきます。


資料請求・見学リストに入れた施設を横並びに比較できます。月額料金や開設日なども見比べやすく感じました。

連絡者の情報を入力

連絡者の情報(資料請求の送付先)を入力します。
- 氏名
- ふりがな
- 郵便番号
- 住所(資料請求時の送付先)
- 電話番号
- メールアドレス(申込みが完了したとの受信メールが来ます)
入居予定者(親御さんの情報)を入力


入居予定者の情報を入力します。
- 氏名
- 年齢(生年月日ではなく、数字で入力)
- 性別
- 介護度
- 認知症の度合い
- 入居予定の時期
- 生活保護の有無
【最重要】不要な資料を防ぐチェックボックスの罠

ここが今回、私が「やらかした」ポイントです。
施設を1つ選んで申し込み画面に進むと、画面下部に「この施設を検討している方におすすめ」として、自動的に他の施設にチェックが入った状態で表示されます。
これに気づかず「次へ」を押すと、私のように大量の資料を一気に請求することになります。

まずは特定の施設だけ見たいという方は、画面をよくスクロールして、自動で入っているチェックをすべて外すことを忘れないように。
見学の希望の有無を入力

見学を希望する場合には追加で入力します。
- 入居者の見学の有無
- 参加人数
- 見学時の移動手段
- 見学の日時


入居予定者について詳細を入力




- 入居者と連絡者の関係性
- 入居者さんの現在の状態
- 症状・医療行為の有無
- 入居の費用の予算
- 施設に関する希望
- アンケート
すべての項目を入力すると画面が切り替わります。

これで申し込みは完了です。

入力したメールアドレスに受付完了メールが届きます。

資料請求後のリアルな経過(驚きのスピード感)
申し込み完了ボタンを押してからのやり取りを時系列で紹介します。
14:03:申し込み後すぐに資料請求完了の自動返信メールが届く。
14:07:担当の田中さん(仮名)からショートメッセージ(SMS)が届く。3通に分かれて連絡が来ました。
- 〇〇様、みんなの介護からお問合せいただきありがとうございます。△△エリア担当の田中(仮名)と申します。
- ご希望に沿った施設選びができますようお話を伺いたく、03‐0000−0000よりご連絡差し上げます。よろしくお願いいたします。
- 〇〇様、みんなの介護の田中(仮名)です。お問合せありがとうございます。見学予約や入居相談はなんなりとお申し付けくださいませ。
14:11:03-0000-0000から着信。留守電にメッセージなし。

14:12: 留守番電話が入る。
〇〇様、こんにちは。私みんなの介護の田中(仮名)と申します。先ほどですね。特別養護老人ホームの資料のご請求いただきありがとうございました。私はみんなの介護で相談員をしております。田中(仮名)と申します。
こちらの施設ですが、毎月50名以上の方がご覧になられる。人気の施設でもございまして、よく一緒に検討される施設もございましたので、ご状況お伺いできればと思いご連絡させていただきました。
みんなの介護の田中(仮名)がお電話させていただきました。それでは失礼いたします。
14:32:電話連絡を控えて欲しい旨の連絡を案内停止のフォームを利用して申請。
「みんなの介護」案内停止はこちらから

電話連絡が1週間経ってもありません。
オペレーターとの実際のやり取り

入居相談センターに:0120‐370‐915
私が驚いたのは、入居相談センターのシステムです。こちらが電話をかけ直すと、名前を名乗る前に「〇〇様ですね、ありがとうございます」と対応されました。

操作ミスで不要な施設の資料まで請求してしまった。止めることはできますか?

可能な限り止めますが、システム上すでに発送準備に入っているものは届いてしまうかもしれません。その場合は、遠慮なく破棄していただいて大丈夫ですよ。連絡も不要です。
オペレーターの方は高圧的な態度は一切なく、優しくフォローしてくれました。
5施設分は資料請求を止めることができました。
しつこい連絡をピタッと止める「案内停止」の手順
「電話がかかってくるのは分かった。でも、仕事中に何度も鳴るのは困る……」
そう思う方も多いはず。私もその一人でした。そこで、申し込み当日に、以下の方法で電話連絡の停止を依頼しました。
案内停止の方法


ご要望を入力する欄に以下の文面を送りました。
「早急な対応ありがとうございます。届いた資料をじっくり検討してから次のステップに進みたいので、それまでの電話・メール連絡は一旦控えていただければ幸いです。」

この一通を送った直後から、電話もショートメールもピタッと止まりました。
翌日以降も、無理な追いかけ営業は一切ありません。みんなの介護側も「検討段階」であることを伝えれば、無理強いはしてこないことが証明されました。
実際に届いた資料(パンフレット)を紹介

みんなの介護から一括で届くのではなく、各施設から直接届くため、封筒の厚みやパンフレットの作りもバラバラです。
- 表書き
- パンフレット
- 入居申込書
- 献立表
- 入居セット、医療処置の対応
- 不動産の相続対策
- 運営会社の経営状況
表書き

封筒の中身は表書きが必ず入っていました。相談員さんや施設長さんの名刺も同封されており、資料から気に入った施設に連絡しやすいように配慮されています。

書面に宛名まで印刷されている施設もあり、心遣いを感じました。
パンフレット


クリアーファイルに封入されていたり、特別仕様のファイルに閉じられています。
パンフレットの良い点
サイトの方が良い点
入居申込書

入居申込書も封入されています。料金表など詳細の資料もあります。
献立表

具体的な献立や飲み込む力が弱い利用者向けの食事形態を調整できるお知らせがありました。
入居セット、医療処置の対応、実費の紹介


常生活に必要な生活セットの定額制レンタルサービス、可能な医療処置の一覧、実費でかかる費用の一覧もありました。

入居金以外の費用について事前に知ることができるのは、長期的な入居を考えるうえで大切な観点です。
不動産の相続対策

自宅を処分して施設に入居することを考える場合もあるので、案内が同封されていました。
運営会社の経営状況

施設を運営する企業の経営状況に関する書類です。入居中に施設が閉所などの倒産、運営企業の変更などは避けたいものです。
みんなの介護が向いている人、向いていない人
実際利用したことで、感じたみんなの介護の向き、不向きを紹介します。
向いている人
向いていない人
よくある質問(Q&A)

- Q資料請求はお金がかかりますか?
- A
完全無料です。
資料は郵便、レターパック、ゆうパケット、クロネコゆうパケットなどで送られてきます。郵送代も施設持ちですので、こちらの手出しは0円でした。
- Q親の住所に届いてしまうことはありませんか?
- A
いいえ。「ご連絡者」の住所を自分の家にすれば、親御さんのところに通知が行くことはありません。内緒でじっくり下調べができます。
- QLINEでもやり取りできますか?
- A
できます。資料請求時に登録した電話番号と同じLINEアカウントがあれば自動で紐付き、チャット形式で相談できるので、電話が苦手な人には特におすすめです。

- Q資料請求は何施設までできますか?
- A
一度に申し込める上限はありません。
多くの施設を越える申込みは不審に思われる可能性もあるため、条件検索である程度候補を絞って置くことで、資料からの比較も行いやすくなります。それ個別毎に個別で郵送されます。
- Q資料請求だけでなく、見学の申込みも同時にできますか?
- A
できます。
資料請求を申し込む画面において、見学を希望すると日時の候補を入力することもできます。
見学の申込みを改めてする場合には電話やLINEを利用することで早急に見学の段取りすることができます。
まとめ:資料請求は、親子の未来を守るための「作戦会議」の第一歩
今回、私自身が「みんなの介護」で資料請求を体験して分かったのは、手元に届くパンフレットは単なる情報ではなく、親子の未来を穏やかにするための「最強のツール」になるということです。
最後に、後悔しないためのポイントを振り返ります。
ネットの画面を眺めているだけでは、介護の不安はふくらむばかりです。しかし、実際にパンフレットを手に取ってみると、「こんなに明るい施設があるんだ」「ここなら親も喜びそう」と、具体的で前向きなイメージが湧いてきます。
親の幸せを願いつつ、あなた自身の生活もしっかり守る。
両立は、決してわがままではありません。資料請求という小さなアクションは、数ヶ月、数年後のあなたと親御さんが笑顔で過ごすための、大切な「作戦会議」の始まりです。
まずは気になる施設を1つ選んで、パンフレットを手に取ってみてください。その一歩が、漠然とした不安を、確かな安心へと変えてくれます。
情報収集は、親を施設に入れるためではなく、親とあなたの未来を守るためにするものです。

今回私が取り寄せた施設の資料を並べてみると、やはり「比較」できるメリットは大きいと感じました。皆さんはぜひ、チェックボックスの確認を忘れずに行動してみて下さい。




