訪問看護や訪問リハビリの現場では、移動手段としてバイクを使うスタッフも多く、天候の影響を受けやすいのが実情です。
特に梅雨や台風シーズン、突然のゲリラ豪雨など、雨の日の業務には想像以上の負担がかかります。
今回は、実際に訪問業務でバイク移動をしている立場から、高機能なレインコートを自己購入するメリットとともに、実体験を交えてその必要性を解説します。

雨天の訪問業務で感じたリアルな課題
バイク移動中の雨は、ただ濡れるだけの問題ではありません。特にシートの問題は大きなストレスです。
- 雨が降り始めた直後のシートはすでに濡れており、出発時からズボンが湿る
- タオルで拭いても完全には拭き取れず、乗るたびに再度濡れてしまう
- 雨天走行中、交差点や渋滞などで停車するたびに、シートにたまった水が足の付け根からじわじわと染みてくる
このような繰り返しによって、業務終了時には下着まで湿っていることもあり、体調管理や衛生面の問題にもつながります。
タオルをズボンとレインコートの間に噛ませたり、ビニール袋を腰に巻いたりする対策もしましたが、訪問時間が長くなる、雨足が強いと意味が無くなります。
冬場は特にズボンの生地が厚く、乾きにくく、不快感を抱えて業務に当たることになります。
そのような経験から、自己負担でも良質なレインコートを購入しようと決意しました。

高機能レインコートの効果と快適さ
自己購入したレインコートは、明らかに快適さが違います。特に注目すべきは「耐水圧」と「透湿性」の数値です。
- 耐水圧10,000mm:強い雨や長時間の降雨でも衣服まで染み込まず、バイクシートに座っても安心
- 透湿度10,000g/m²/24h:蒸れにくく、汗や湿気を外に逃がす機能があり、内部の不快感が大幅に軽減
さらに、
- ストレッチ性があり動きやすい
- 薄くて軽量、生地も柔らかく着心地が良い
といった特徴もあるため、業務中のストレスが大幅に軽減されました。
実際の使用感
着た瞬間の軽さと動きやすさにまず驚きました。重いレインコートとは違い、動作を邪魔しないので、患者宅への移動や荷物の出し入れもスムーズ。
また、脱ぎ着がしやすいので、訪問先での玄関での着脱もストレスがありません。透湿性が高いため、長時間の使用でも中がベタつかず快適です。

自己購入のデメリットと注意点
もちろん、すべてが自己購入で完結するわけではありません。以下の点には注意しましょう。
初期費用がかかる(目安:5,000〜20,000円)
高機能なレインコートは安くはありません。
ですが、3〜5年使えるモデルも多く、1日あたり数十円と考えると十分に“仕事の投資”として見合います。さらに、プライベートでも兼用できるようなデザインのものを選べば、活用の幅は広がります。
ステーションのルールに注意
「支給品の着用が原則」という事業所もあります。その場合は、
- 「予備として私物使用が可能か?」
- 「台風や警報級の雨だけでも使えるか?」
など、事前に上長や管理者に確認しておくことが重要です。
おすすめのレインコート紹介
ここでは、訪問看護や訪問リハビリでバイク・自転車を使用する方に特におすすめできる、高性能レインコートをご紹介します。
【WORKER BEE】完全防水レインコート
▶ 商品ページ:WORKER BEE 完全防水レインコート
項目 | 内容 |
---|---|
耐水圧 | 10,000mm(しっかり防水) |
透湿性 | 10,000g/m²/24h(蒸れにくく快適) |
素材感 | 薄くて軽量、柔らかくストレッチ性あり |
着心地 | 動きやすく着脱も簡単 |
サイズ展開 | S〜3Lまで対応、ユニセックス |
安全性 | リフレクター付きで夜間も安心 |
その他 | フード透明・二重袖構造・収納バッグ付き |
このレインコートは、まさに“訪問業務のためにある”ような一着。バイクシートの水濡れによる悩みを解消し、長時間の雨でも業務の質を保ちつつ快適に移動することが可能です。
まとめ:レインコートは仕事の質を左右する
訪問看護やリハビリ職にとって、レインコートは単なる雨具ではなく、快適な訪問と体調管理、ひいてはサービスの質に直結する重要な装備です。
現場でのリアルな課題を解決するためには、支給品だけでなく自分自身で本当に必要な装備を整えるという視点も必要です。雨の日の煩わしさを軽減するだけでなく、心身の負担も減らすことができます。
ぜひ、職場のルールを確認したうえで、納得のいく一着を選んでみてください。自分への投資が、結果としてご利用者さまへのより良いケアにつながります。