
親の介護が必要となり、施設を選ばなければならないと頭を抱えるご家族様をたくさん見てきました。
介護施設といっても様々な種類があり、親を安心して任せられる施設を探すことも簡単ではありません。評判の悪い介護施設は必ず避けたいため、入居を決めることに慎重にならざるを得ません。
Yahoo知恵袋でも老人ホームの悪い評判について心配する声があります。

老人ホームで評判の悪いところはどこですか?
いろいろありすぎて、選択できません。 値段も、なんだかんだ20万以上かかるみたいです。 長期の場合、やっていけません。 良心的な値段で、良いホームはありませんか? よろしくお願いいたします。
Yahoo知恵袋などのSNSで評判を検索しても、本当の答えは見つかりません。なぜなら、本当に危ない施設は『表に出てこない細部』にボロが出るからです。
評判の悪い介護施設を選ばないためには、実際に介護施設を見学することが重要です。
しかし、育児、仕事など多忙な中で介護施設の候補を探し、何軒も見学をする時間を確保することは至難の業です。親と離れて遠方で生活をしていると移動時間、旅費が必要となり、対応が一層難しくなります。
実際の見学を行う場面でも、限られた時間内でどんなところを確認すればよいか迷います。
この記事では、18年間、数百件の現場を見てきたリハビリのプロが、パンフレットには絶対載らない『施設のボロ』が出るポイントを教えます。
この記事をブックマークして、見学当日にスマホで確認してみて下さい。

評判の悪い介護施設を見抜く3つの観点とチェックリスト 21選


介護老人保健施設や訪問看護で有料老人ホームに出入りしている経験を踏まえたチェックポイントを紹介します!!
スタッフの『細部に』意識は宿る 8つのチェックリスト
- 靴
- ズボン
- マスク
- 挨拶の声と目線
- スタッフの腰痛
- 個人情報の扱い
- 衛生観念に対する姿勢
- スタッフの移動方法
スタッフの服装や接遇は働く職場の雰囲気を表します。
介護は人と人のつながり。スタッフの意識や介護技術の高さは安心して生活する上で欠かせません。スタッフの質が高いことは安心感にもつながります。
靴
施設内は土足禁止なことが多く、スタッフも専用の履物を履いています。

理学療法士の視点では、靴の磨り減り方や汚れを見れば、そのスタッフがどれだけ丁寧に介助に動いているか一瞬でわかります。
靴が汚い=介助の足元が不安定=転落事故のリスクを増やしてしまうため、安全管理の欠如にもつながります。
スタッフの靴が黒ずんでいたり、踵を潰して履いていたりするのは自分の足元(安全)に気を配る心の余裕が現場に1ミリもない証拠だからです。
ズボン
上着は会社からの貸与がほとんでです。
ズボンは私物を利用していることが多く、ズボンの丈が引きずっていないことが大切です。実際に介護する際にズボンの丈が長いことで、車椅子やベッドトイレなどに座り直す「移乗動作」において利用者さんに踏まれるなど安全な介護に悪影響を及ぼします。
マスク
インフルエンザやコロナウイルス、ノロウイルスなど集団生活において感染対策は必要な対策です。加湿器や空気清浄機を設置することは増えていますが、マスクの装着は個人で差が生まれます。
特にマスクで鼻が覆われていないことは感染症に対する意識の低さを表しています。
挨拶の声と目線
挨拶は接遇の基本中の基本です。介護をする上でも挨拶は基本であり、言葉かけや目線の合わせ方も重要になります。
- 相手の存在を認め、敬意や関心を示すサインになる。
- 信頼関係や安心感をつくる「人間関係の入り口」になる。
- 会話や情報交換を始めるきっかけになり、距離を縮めやすくする。
- 無視や敵意と受け取られる誤解を防ぎ、関係トラブルを減らす。
廊下ですれ違うスタッフが目をみて挨拶する、向こうから挨拶してくることは積極的なコミュニケーションを取る姿勢が伺えます。
言葉かけについて声が大きい、ゆっくりとした口調もポイントです。
時と場合によりますが、ゆっくりとして口調はスタッフの接遇に対する意識の高さ、時間に追われていない職場環境と判断できます。
車椅子の利用者さんとスタッフが会話をしている際にスタッフがかだんだ姿勢で目線を合わせているのかも確認すべきです。
「腰を落とさない介助者は、入居者を『モノ』として扱っている証拠です。

私も学生であった過去に立ったまま利用者と会話してしまったことがあり、注意を受けたことがあります。
実務の現場では当たり前です。
スタッフの腰痛
腰を落とせない原因が腰痛のこともあります。
体重がある利用者さんを介助する場面において複数人で介助を行うことがあります。
- スタッフ同士のコミュニケーション頻度の少なさ
- スタッフの人数そのものが不足
- 介護技術の低さ
介護に人手を割けない介護現場は、スタッフ同士のコミュニケーション頻度の少なさ、スタッフの人数そのものが不足することで腰痛発生の危険性を高める原因になります。
腰痛の発生には介護技術の低さや離職の原因、施設内の介護研修にいて腰痛を予防するプロブラムの欠如のサインでもあります。
ちなみに、厚生労働省の発表によると介護職の6割が腰痛というデータもあり、現場の疲弊度は深刻です。
業務上疾病発生状況等調査(平成31年/令和元年)
個人情報の取扱い
施設の職員さんと外部の制服をきた人物が廊下や部屋の前で立ち話をしており、見学者が近づくと会話を中断されることがあります。

会話の内容が、利用者様の課題の共有や対策を確認している場合が多く、個人情報の観点から話を中断します。
頻繁な情報共有や課題への対策を検討しているとは普段からケアに対して濃密であることが多く、風通しの良い環境であると判断することができます。また、個人情報の扱いが丁寧な姿勢が教育により浸透していることが分かります。
衛生観念に対する姿勢
手袋は汚物の処置などにおいて感染を予防するためにスタッフが装着します。
トイレでの排泄介助、ベッドでのおむつ交換など排泄物をした手袋を装着したままで廊下を歩いている場合があります。
「汚物まみれの手袋で廊下を歩く」ことは、単なる忙しさのせいではなく、施設全体の感染症対策が崩壊している証拠です。ここを見逃すと、入居した親が感染症のリスクにさらされます。
スタッフの移動方法
入居者さんの転倒など緊急の対応の場合もありますが、何人も走っている場合には注意が必要です。
スタッフが時間に追われ、心理的に余裕がない状況になっていることがあります。介護そのもの心理的な余裕の無さは悪影響を与えます。
施設内外の環境整備について 6つのチェックリスト
- 施設の入口
- ゴミ置き場
- 廊下の掃除状況
- 汚物の保管と臭い
- 廊下の整理整頓
- 掲示物
施設の中は入居している人たちに取って生活の場です。
清掃が行き届いていることは大切ですが、整理整頓がされている、清潔な雰囲気があるこことも重要になります。
見学する場合に施設内をきれいになっています。

穴場は、ゴミ捨て場などの建物の周囲です。
詳しく説明します。
施設の入口
建物の正面玄関付近には、事務員さんが常駐しています。施設の入口はオートロックであることが多く、来訪者の場合には記名など受付があります。
事務員さんの机の上の整理整頓具合も確認できます。
ゴミ捨て場
オムツや施設からでるゴミは産業廃棄物となり、一般のゴミではなく、業者が回収します。
敷地内にゴミを一時的に置いておく場所として鍵付きの建物です。
ゴミ置き場の周囲は汚くなりやすい場所のため、管理が行き届いていると意識の高さを確認できます。
廊下の掃除状況
実際の生活の場の清掃状況の確認は入居者さんのプライバシーの観点からも見学できません。廊下の突き当りの隅の汚れや埃などの有無は確認しやすいのでオススメです。
日常的な清掃はスタッフがすることもあります。しかし、ワックスがけや大規模な清掃は外部の清掃業者が担うことがあります。

実際に働いていた施設では、エアコンの清掃、廊下のワックスがけを半年毎に行っていました。普段の清掃では行き届かない部分を業者に依頼していると、経営状況安定していると判断できます。
業者による清掃には月額10万〜30万円かかる
汚物の保管と臭い
各階に汚物の保管場所がトイレの近くにあります。保管場所近くの臭いや床の汚れを確認しましょう。
臭いや汚れの対策については衛生観念、生活の場としての臭いの影響について注意を払っている施設と判断できまう。

訪問看護の現場では、廊下でも独特の臭い(尿臭や消毒臭など)を感じることがあります。臭いに対する対策は意識の高さを感じます。
廊下の整理整頓
廊下はスタッフだけでなく、入居者さんにとって移動する場所です。
入居者さんは歩行器やシルバーカー、杖を利用して歩く、車椅子を利用して移動しています。不要な物品が廊下に置かれていない、もしくは整理されて置かれていることは安全面への配慮があります。
廊下にて休憩できるように椅子が置かれています。歩行器をもったまま椅子に座ることができる間取りの環境作りは入居者さんファーストで考えられています。
掲示物について
掲示物は来訪者だけでなく、スタッフの目にも触れます。掲示物の破れだけでなく、数ヶ月前の献立やイベント予定がそのままになっていないかの確認も大切です。
掲示したスタッフ自身は掲示物の異変に気づきます。一般のスタッフまで掲示物の状態に気づくけることは環境に対する意識の高さと時間のゆとりがあることを感じられます。す。
総合的なサービスについて 7つのチェックリスト
- ナースコールについて
- 入居者さんの顔ぶれ
- 医療機関とのやり取り
- お出かけの有無
- 車椅子のメンテナンス状態
- 費用面について
- 担当ケアマネージャーの継続の有無
ナースコール(呼び出し)について
事務所周りではナースコールの呼び出し音の長さにも注意を払いましょう。
ナースコールについては入居者さんが用事があって押しています。9時、18時前後は職員の勤務交代の時間帯にあたるため、ナースコールの応答に時間がかかりやすいです。
それ以外の時間帯においてナースコールの呼び出しが長い場合にはスタッフに時間的に余裕がない状況と判断できます。
入居者さんの顔ぶれ
廊下や共有スペースの入居者さん同士の交流状況も大切な視点です。日中や朝の時間帯などは自室で過ごされることが多いので、昼食の前後の時間帯がオススメです。
入居者さん同士の普段からの関係性、配膳、下膳など立て込む時間帯においてスタッフがどのくらい忙しい中でも動くことができているのか、入居者さんへの言葉かけの仕方など普段の生活状況が読みとれます。
見学申し込みの際は忙しいからと嫌がられるかもしれませんが、意図的にその時間を希望してみましょう。数少ない見学の機会をしっかりと活かしましょう。
医療機関とのやり取り
急変時の対応方法についてマニュアル化しています。提携先の医療機関や施設への訪問診療が指定されています。
普段からやり取りしている医療機関と急変時の対応方法について聞いてみましょう。
入居期間が長くなると問題となるのが、歯医者です。身体状況の変化により、外出が難しくなることも考えられます。
訪問歯科を受け入れている施設であれば対応が速くでき、歯科衛生士さんの定期訪問もあると歯の細かなメンテナンスも可能となり、安心できます。
施設としてお出かけの有無
面会や一緒に外出できない場合は特に確認しましょう。
お花見、紅葉の鑑賞、施設近くの飲食店での外食など施設独自に取り組まれています。別途飲食代が必要なこともありますが、施設から外に出る機会を持つことができることは気分転換、認知機能面の賦活を図ることもできます。

施設の近くで木下大サーカスの催しものがあった際に職員総動員で利用者さまを複数の日程を組んで、鑑賞にでかけた経験があります。
車椅子のメンテナンス状態
施設で利用している車椅子は施設からの貸し出しもしくは、利用者さんが福祉用具事業者から貸し出しを受けている場合とあります。
車椅子は利用者にとって移動する大切な手段です。車椅子のタイヤの状態までに気づける力があることは普段からの介護力の高さを感じられます。
施設の貸し出しの場合
メンテナンスについては施設のスタッフが行います。定期的な点検をしていることが多いものの、自転車と同じ構造のタイヤのため、虫ゴムの劣化による空気抜けやパンクなどトラブルはつきものです。

定期的な点検でけでは見過ごしがちなのがタイヤの空気抜けです。
車椅子を後ろから押す介助をしているとタイヤの空気が抜けていると重く感じます。介護する力が高いスタッフは空気抜けに対して早急に対策してくれます。
福祉用具事業者からのレンタルの場合
個別にレンタル契約を結んでいるため、基本的には利用者さんが管理されます。自分自身で気づくことができない病状や認知症による判断能力の乏しさから車椅子の不具合が放置されることもあります。
介護力が高いスタッフがいる場合には福祉用具事業者やケアマネさんに報告し、対応しています。
費用面について
費用が高ければ、介護力、接遇、施設の環境も良いと考えてしまいます。
価格が高いほど品質が良いと思い込むこと(ヴェブレン効果)の影響です。

高いから安心、という思い込みが一番危険。高級ホテルのような外観に騙されて、中身(介護の質)がスカスカな施設を私は山ほど見てきました。
費用が高いことで、給与が高い、優秀な職員が在籍、介護力が高い人材、評判の良い施設のイメージはあるものの、必ずしも限りません。
高額な施設でも、スタッフの離職率が高かったり、事務的な対応に終始する場合もあります。価格という数字だけで判断せず、必ず見学をして、自分の目で確かめることが大切です。
担当ケアマネージャーさんの継続の有無
今まで担当していたケアマネージャーさんとの連携がどうなるのかといったことも重要です。施設の種類によっては施設に所属するケアマネージャーに担当が変わることがあります。在宅時からの長い付き合いのケアマネージャーが継続して訪問できるのか確認しましょう。
評判が悪い施設を除き、後悔しない施設選ぶ極秘チェックリスト
見学時に「どこを見ればいいかわからない」という方は、スマホでこの表を確認して下さい。
スタッフの「プロ意識」と「余裕」を見抜く
| 項目 | チェックポイント | 隠れた意味・リスク |
| 1.靴 | 汚れ、磨り減り、踵(かかと)を潰していないか。 | 足元の不安定さは転落事故に直結。心の余裕のなさを表す。 |
| 2.ズボン | 裾を引きずっていないか(丈の長さ)。 | 介助時に利用者や車椅子に踏まれ、転倒を招く危険性。 |
| 3.マスク | 鼻まで正しく覆っているか。 | 感染症対策への意識の低さ。集団感染リスクの管理能力。 |
| 4.挨拶・目線 | 目を合わせるか、屈んで(目線を下げて)話すか。 | 利用者を「モノ」ではなく「人」として敬意を払っているか。 |
| 5.腰痛 | スタッフが腰をかばっていないか、腰を落とせているか。 | 人手不足、技術不足、教育プログラムの欠如のサイン。 |
| 6.個人情報 | 来客時に会話を中断するか、情報の扱いが丁寧か。 | 守秘義務の教育徹底度。一方で、密な連携があるかの指標。 |
| 7.衛生観念 | 使用済みの手袋のまま廊下を歩いていないか。 | 施設全体の感染対策の崩壊。入居者の感染リスクに直結。 |
| 8.移動方法 | 廊下をバタバタと走っていないか。 | 心理的・時間的余裕の欠如。事故が起きやすい切迫した現場。 |
施設の「管理体制」と「裏側」を見抜く
| 項目 | チェックポイント(どこを見るか) | その裏に隠れた意味・リスク |
| 9.施設の入口 | 受付や事務員さんのデスクの整理整頓具合。 | 施設の「顔」である事務部門の規律。組織全体の管理体制の縮図。 |
| 10.ゴミ置き場 | 建物の外周、ゴミ置き場周辺に汚れや放置物がないか。 | 死角となる場所の管理。ここが綺麗なら、全体への意識が非常に高い。 |
| 11.廊下の掃除 | 廊下の突き当りや、隅に埃(ほこり)が溜まっていないか。 | 業者清掃(ワックスがけ等)の頻度。経営状態の良し悪しや余裕を反映。 |
| 12.汚物の保管・臭い | 汚物保管室付近の床の汚れや、独特の臭いの有無。 | 衛生観念の高さ。生活の場から「不快な臭い」を排除する努力の有無。 |
| 13.廊下の整理整頓 | 余計な物品が出ていないか。休憩用の椅子があるか。 | 安全面への配慮。椅子がある場合は「入居者ファースト」の環境設計。 |
| 14.掲示物 | 数ヶ月前の献立や行事予定がそのままになっていないか。 | 現場スタッフの「心のゆとり」。異変に気づき、修正する余裕があるか。 |
総合的なサービスを見極める
| 項目 | チェックポイント(どこを見るか) | その裏に隠れた意味・リスク |
| 15.ナースコール | 呼び出し音の長さ。特に交代時間(9時/18時)以外でも長いか。 | 応答が遅いのは、スタッフの人数不足や心理的余裕の欠如。放置リスクの指標。 |
| 16.入居者の表情 | 昼食前後の共有スペースでの交流や、スタッフの言葉かけ。 | 最も忙しい時間帯の対応こそが、その施設の「素の介護力」と「日常の質」。 |
| 17.医療連携 | 急変時のマニュアルと、訪問歯科の有無。 | 身体が動かなくなった際の「食べる楽しみ(歯の維持)」への配慮があるか。 |
| 18.外出の機会 | お花見や外食など、「施設の外」へ出る行事の頻度。 | 社会との接点の維持。認知機能の低下を防ぎ、生活に彩りを与える姿勢。 |
| 19.車椅子の管理 | タイヤの空気が抜けていないか。 | 介助のしやすさや利用者の乗り心地に気づける「感度」の高さ。 |
| 20.費用と質の相関 | 費用が高い=高品質という思い込み(ヴェブレン効果)を捨てる。 | 外観や価格で判断せず、現場の「人」を見る。高いのに質が低い施設も実在。 |
| 21.ケアマネの継続 | 外部のケアマネジャーを継続できるかどうか。 | 施設所属に変わる場合、これまでの信頼関係が途切れるリスク。連携の柔軟性。 |
18年のキャリアで確信した「究極の質問」
見学の最後に、案内スタッフにこう聞いてみてください。具体的な答えがすぐに返ってくる施設を候補にしましょう。

「こちらの施設で、スタッフさんが一番誇りに思っていることは何ですか?」
「レクリエーションの質です」「離職率の低さです」など、即座に具体的な答えが返ってきます。
「えーっと……マニュアル通りにやっていることですかね」と、答えが詰まったり、抽象的なことしか言えません。
検索サイトを「最高のフィルター」にして行動する3ステップ
| ステップ | アクション | メリット |
| 1.検索 | 「みんなの介護」などの一括サイトを活用 | 希望条件で即座に候補が絞れる |
| 2.資料請求 | 気になる数社から一括で資料を取り寄せる | ネットにない詳細情報を比較できる |
| 3.厳選見学 | 2~3箇所に絞って実際に足を運ぶ | 比較対象があることで違いが明確になる |
「プロの眼」を詰め込んだチェックリストが手に入りました。準備は万端です。実際にチェックリストを持って、見学に行くだけです。

多くの人が「近所にあるから」という理由だけで適当に1〜2軒だけを選んでしまうと、失敗します。貴重な時間が無駄になってしまいます。
18年のプロが教える「賢い検索サイトの使い方」
仕事や育児、日々の生活で忙しいあなたが、1軒ずつ電話をかけて条件を確認するのは現実的ではありません。
「老人ホーム検索サイト」は、手抜きのための道具ではありません。膨大な選択肢の中から、あなたの親にとっての「正解」を最短距離で見つけ出すための、最も効率的な「選別機」です。
条件を絞る際の注意点を

施設選びでは、すべての条件を満たす最高の施設を選ぶことはできません。
条件に優先順位をつけ、施設の目星をつけた上で、複数の施設を見学して決めていくことをオススメします。
線路の沿線は避けたいが、駅近がいい。トイレと風呂が別、郵便ポストにダイヤルロックがある、洗濯機は室内などすべての条件を満たす賃貸物件はありません。
条件から見学する施設の目星をつけ、見学する施設を決めていくことでより理想に近い施設を選び出すことができます。
老人ホーム検索サイトを活用することで便利なこと3選

- 時短:自分で一軒ずつ電話する手間が省ける。
- 安心:専門スタッフが見学の日程調整まで代行してくれる。
- 無料:情報収集から見学予約まで料金がかからない。
注意点として会員登録をすることで勧誘の電話がかかる可能性があります。
事前に対策をすることで勧誘の電話を避けられます。
老人ホームへの入居は一つの選択肢にすぎない

「親を施設に預けるのは冷たいのではないか」と罪悪感を抱く必要はありません。

18年間のキャリアの中で、無理をして共倒れになったご家族を私はたくさん見てきました。
断言します。施設選びは『親を捨てる場所』探しではなく、『プロの手を借りて、親子が良い関係を続けるための場所』を探すことです。
安心して任せられる『本物の施設』を見抜くための目を、チェックリストで伝授しました。
Xにおいても在宅生活だけが正解ではない記事もあります。
親を呼び寄せたことで社会的に孤立した事例
地元から新しい地域への引っ越しは、コミュニティの形成が難しく、、孤立しやすさがあります。自宅内で過ごすことが多くなり、病気の進行や老化により外出することがさらに難しくなります。
よりより人間関係を長く保つためにも施設という選択肢も考慮にいれましょう。
90代女性。元々は四国地方で独居で暮らしていました。ある日腰椎圧迫骨折を受傷され、半年間入院されていました。幸いにも歩行することができるまで回復されました。
退院されるにあたり、都会に住んでいる娘様が独居させることを不安に感じ、母親を引き取ることになりました。元々旅行で娘様の自宅に出かけられることはありましたが、都会で過ごすことはありませんでした。
訪問看護として関わりはありましたが、コミュニケーションの機会として、娘様夫婦、デイサービス、ショートステイだけと限られていました。
再び地元での生活をしたい思いを利用者さんから伺うこともありましたが、介護してもらっていることもあり、言い出せていません。
Q&A

- Q見学する時に見るポイントが多すぎて、困ります。
- A
案内してくれるスタッフは見学の対応に慣れています。
廊下などすれ違う一般の職員の挨拶や行動を注視してくれることで日常的な雰囲気を感じることができます。
- Q口コミなどで悪い評判がある介護施設は必ず悪い事が多いのか?
- A
口コミはあくまで個人の主観になります。特定のスタッフとの相性が悪かっただけで低評価がつくこともあります。
「少しでも良い」と感じたら、まずは見学して「現場の空気感」を確認するのが失敗しないコツです。
- Q老人ホームが倒産することはないの?
- A
2024年の倒産は「有料老人ホーム」は最多だった2018年の14件を上回る18件(同350.0%増)と、高水準とのデータがあります。
倒産しない介護施設を選ぶには施設の見学と口コミの確認が大切です。空室が多い施設は経営状況が悪化しています。
- Q見学でスタッフに何を聞けばいいのか?
- A
最近スタッフの間で流行っていることはありますか?と質問して見てください。職場環境が良い場合には雑談で話が盛り上がります。スタッフ同時のコミュニケーションの状態を把握できます。
まとめ:施設入居は、前向きな親孝行です。
親を施設に預けることに、罪悪感を抱く必要はありません。プロの手を借りることで、あなたは「介護者」から「息子・娘」に戻ることができます。穏やかな笑顔で親と向き合う時間を守るために、まずは最初の一歩として、近隣にどんな選択肢があるのかを知ることから始めてみませんか?
チェックリストを活用した「プロの眼」での施設探しが、親子にとって最良の選択になることを心から願っています。


