
無料で利用できるのって本当なの?

利用してから新たに料金がかかりそうで不安。
無料で利用できる「みんなの介護」を利用したい考えているものの、本当に無料なのか、後で高額な利用料金が請求されるでのは?と怪しさや不安を感じてしまいますよね。
老人ホームへの入居を急いで考えなければならない、資料請求だけでもしておこうと考えている方向けに、「みんなの介護」が怪しいと感じる理由を説明し、安心して利用できる対策を説明していきます。
どうしても「みんなの介護」が怪しいと感じる人には他の老人ホーム検索サイトも紹介していきます。
- 利用料金は無料
- しつこい電話連絡には対策方法がある。
- 掲載している老人ホームは偏りがない
この記事では、10年以上の訪問看護ステーションでの勤務経験があり、理学療法士として18年、介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格をもつ私が、みんなの介護が怪しいと感じる理由と対策方法を説明します。
みんなの介護が怪しく感じる3つの理由と対策

本当に無料 なのか?
成果報酬型の利益構造のため、無料で活用することができます。
もちろん入居が決まった後でも費用は発生しません。
成約(老人ホームに入居が決定した)した段階で、老人ホーム側が「みんなの介護」に報酬を支払う形。
サイト掲載料、初期費用や月額費用の支払いはなく、入居が決まった時点で報酬が決まります。
報酬は1人の成約により、単価は10万円以上です。
老人ホームなど施設側に掲載を勧誘する記事では、初期費用無料で、掲載して問い合わせや見学までは費用不要、入居が月単位で成立した際に成功報酬が発生する形態です。と説明があります。
有料老人ホーム・介護施設の広告を無料で掲載|みんなの介護有料老人ホーム・介護施設・サービス付き高齢者向け住宅の広告・宣伝は、PV数No.1、見やすさ&使いやすさNo.1、ネットで圧倒的な集客力を誇る「みんなの介護」へ!掲載費無料、入居が決まってからの成功報酬型のため、介護事業者の経費削減にも貢献...
しつこい電話がくるのではないか?
入居が決まらないと報酬が発生しないため、頻回な電話連絡がくる可能性が高いです。
必要な対策方法を知って置くことでしつこい電話を防ぐことができます。
- 「みんなの介護」のサイトにて、案内停止の手続きをする。
- かかってきた電話にて、電話連絡が不要と伝える。
- 入居相談センターに電話をかけ、電話が不要と伝える。
掲載施設が偏っているのでは
老人ホーム側の経済的な負担はなく、申請すれば掲載できます。
老人ホームの数は業界でもっとも掲載数が多く、地域の網羅性もあります。
「みんなの介護」 について
- 介護領域におけるトップクラスのメディアプラットフォーム
- 掲載施設数5、8万件以上(2025/12時点)
- 月間PV: 1,200万PV
- 月間訪問者: 330万人
- Facebook: 18万2,002人
- Twitter: 1万5,786人
- YouTube: 3万9,260人
参考元:https://www.bizreach.jp/company/view/6643/
みんなの介護が怪しくない 3つの根拠

運営母体が大きい
株式会社クーリエについて
株式会社クーリエでは、「きちんとした情報があれば、⼈はもっと良い選択ができる」という考えのもと、「確かな価値を多くの⼈へ」という企業理念を掲げ、デジタルプラットフォームビジネスを展開し、新たな価値創造を追求しています。
- 株式会社クーリエ 2011年設立
- 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー9階
- 代表取締役 安田 大作
- 従業員数は約240名
- ヘルスケア領域プラットフォーム
- メディア&ソリューション(集客・採用・経営支援)
- デジタルマーケティング
- サービスデザイン
- AI/データサイエンス
- Webサービス/アプリ/SaaS
出典元:運営会社について
口コミの数が多く、具体的な内容がある。
- 口コミの件数は15319件、うち7534件が実際に空室がある。(2025/12現在)
- 具体的なエピソードがあり、自由な形式で記載できる。
- 記載には会員登録が必要であり、不特定者の記載ができない。
- 口コミがある老人ホームを条件にして、検索できる。
- 謝礼があり、正確に情報を記載する仕組みがある。
引用元:https://www.minnanokaigo.com/guidelines - 口コミの多さについてメディアで紹介。(FNNプライムオンライン)

サイト独自の評価基準の記載がある。
サイト独自の評価として、「みんなの介護」のサイトと公表されているデータを基に5段階での評価が各施設ごとに表示されます。更新時期は不定期です。

みんなの介護サイト内
| 項目 | 評価指標 |
| 入居成約率 (=成約数/問い合わせ数) | 日常の生活サービスや介護・看護サービスの提供など望むサービスを提供しているか。また、カスタマーからの問い合わせに誠実に応対し、入居成約まで手厚くサポートしているか。 |
| 資料請求数・見学数 | 施設の魅力を伝える情報量はあるか、またカスタマーの要望に沿うサービスや価格を設定しているか。 |
| 資料請求されてから 発送されるまでの 平均時間 | 早く資料を確認したいというカスタマーの要望に応えているか。 |
| 空室情報の更新頻度 | 日々、空室情報を更新することで、カスタマーにリアルタイムの情報を提供できているか。 |
| セッション数・ ページビュー数 | 施設ページの画像やキャッチコピーなど、カスタマーに施設の魅力を適切に伝えられているか。 |
| ページ滞在時間 | 画像枚数は十分か、入居者の情報や職員体制、1日のタイムスケジュールや年間行事など、施設の魅力を伝えるための情報量は充実しているか。 |
公表データ
| 項目 | 評価指標 |
| 入居率 | 立地条件や提供するサービスが利用者満足につながっているか。 |
| 介護・看護職員の 人員体制・退職率 | 介護に充分な人数がそろっているか。 |
| 介護福祉士の 介護職員に占める 比率 | 介護体制と人材教育は充実しているか。 |
| 経営母体の 事業経験年数 | 介護事業のノウハウを蓄積できているか。 |
| 医療連携の有無 | 健康管理の体制は整っているか。 |
| 夜間看護体制の状況 | 万一のときの健康管理の体制は整っているか。 |
| 看取り体制の有無 | 終身にわたって必要な介護・看護体制が整っているか。 |
みんなの介護に怪しさを感じる場合の対策方法とは
老人ホームを探すために利用できるサイトは「みんなの介護」だけではありません。
以下のサイトも老人ホームを探すことに活用できます。
どうしても「みんなの介護」の利用に不安がある場合は活用を検討しましょう。
| みんなの介護 | LIFULL介護 | マイナビあなたの介護 | |
| 掲載施設数 | 5、8万件以上 | 5、7万件以上 | 21、3万件 |
| 利用料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 運営母体 | 株式会社クーリエ | 「住まい探しはホームズ」のグループ会社 | 株式会社マイナビ |
| 特徴 | 検索条件が細かく可能(夫婦入居、看取り、トイレ付き個室も) | 取材レポートあり。(入居されている方のインタビュー記事 写真もあり。) | 介護サービスのAI診断 介護のプロによるコンシェルジュ相談窓口を設置 |
| 会員登録 | メール | メール、LINE | メール |
| キャッシュバック | お友達紹介キャンペーン 見学後のアンケートにてAmazon:ギフトカード500円 | なし | 入居サポート費 |
| ビジネスモデル | 完全成功報酬型 | 月単位の掲載料(老人ホームが払う) | 完全成功報酬型 |
| 運営開始時期 | 2011年 | 2008年 | 2025年 |
LIFULL(ライフル)介護

- 掲載5、7万施設以上の掲載
- 利用者は無料で活用できる
- 口コミあり総合評価だけでなく、入居者の生活、スタッフ、食事、費用、介護体制などの細かな項目で評価される。
- 施設スタッフのブログのリンク先あり。
- 取材レポートあり。(入居されている方のインタビュー記事 写真もあり。)
- 地域の相場も確認可能
- 老人ホームからの掲載料で収益がとれるため、無理な営業活動が生じにくい
(参考元:https://kaigo.homes.co.jp/inbound/) - 連絡を止める手段も用意されている。
メール配信要望フォーム のリンク
マイナビあなたの介護
- 株式会社マイナビが運営 2025年3月17日(月)にサイトオープン
企業ホームページ - 働きながら介護をするビジネスケアラーのために「キャリアと介護の両立」をサポートするコンテンツを数多く用意されている。
- 掲載数21、3万施設
- 介護サービスのAI診断がある (日本経済新聞でも紹介)
- 「みんなの介護」と同じ完全成功報酬型のため、営業電話がくる可能性がある。
- 電話相談だけでなく、LINEにて相談可能
- 利用者は無料で利用可能
- 体験利用(一泊二日など)の有無も分かる
- 該当の老人ホームに入居する場合は、入居サポート費を受け取れる
まとめ
みんなの介護は無料で利用することができ、全国に点在する老人ホームを網羅しており、インターネット上で気軽に検索することができます。
無料で利用できる反面、営業電話がかかってくるか可能性は否定できません。
あらかじめ対策をしておくことでしつこい電話を防ぐことは可能です。
安心して利用することができるみんなの介護を活用して、必要な情報収集や親御さんの入居先を検討し、より良い関係性が維持できるようにしていきましょう。



