訪問看護師にとって外回りは欠かせない業務ですが、日々浴びる紫外線は想像以上に肌や健康へ影響を及ぼします。
日焼けによるシミ・しわだけでなく、将来的な皮膚がんリスクにもつながるため、紫外線対策は美容ではなくセルフケアの一環です。
本記事では、これから訪問看護を始める方、すでに働いているけれど紫外線対策をしていない方、そしてもっと良い方法を探している方に向けて、訪問看護師におすすめの紫外線対策グッズや続けやすい工夫を徹底解説します。
- 訪問看護師が紫外線対策をすべき理由(健康・美容・業務上の観点)
- 一年を通して必要な紫外線対策の基本知識
- 日焼け止め・UVカットパーカー・日傘などおすすめグッズ7選
- 新人・経験者別の紫外線対策アドバイス
- 紫外線対策を無理なく続けるコツ
はじめに
初めて訪問看護の仕事に就いたとき、私自身「夏だけ日焼け止めを塗れば十分だろう」と思っていました。ところが数か月後、腕の色が不自然に濃くなり、利用者さんに「ずいぶん日に焼けましたね」と声をかけられてハッとした経験があります。
訪問看護師は、利用者さんのご自宅や施設を訪問するために毎日のように外出します。外回り中に浴びる紫外線は、肌の健康や見た目だけでなく、将来の病気リスクにもつながることをご存じでしょうか。
訪問看護師に紫外線対策が必要な理由
日焼けによる健康リスク
- **サンバーン(赤くなる日焼け)やサンタン(黒くなる日焼け)**は皮膚へのダメージを蓄積させます。
- 長期的には**光老化(シミ・しわ・たるみ)**を引き起こし、実年齢よりも老けて見える原因に。
- 皮膚がんのリスク上昇や白内障など眼への影響も報告されており、美容だけでなく健康面のリスクが大きいのです。

訪問看護師特有の事情
- 車移動・徒歩移動の両方で紫外線を浴びる時間が多い。
- 夏だけでなく、春や秋、冬でも紫外線にさらされる。
- 利用者さんやご家族の前で清潔感を保つ必要があり、肌トラブルは避けたい。
紫外線は一年中降り注いでいる
紫外線=夏、と思われがちですが、実際は一年中降り注いでいます。
- 春(4〜5月):急に紫外線量が増え、油断しやすい。
- 夏(6〜8月):ピークシーズン。数十分の外出でも強いダメージ。
- 秋(9〜10月):涼しくなり対策を忘れがちだが、紫外線は依然強い。
- 冬(11〜3月):量は減るが、雪の反射や乾燥による影響がある。
さらに曇りの日でも紫外線の80%以上が届くと言われています。訪問看護師は天候や季節に関係なく外出するため、365日対策が必要です。

訪問看護師におすすめの紫外線対策グッズ7選
① 日焼け止め(SPF30程度をこまめに重ね塗り)
紫外線対策の基本。汗や摩擦で落ちるため2〜3時間おきに塗り直しましょう。敏感肌用やウォータープルーフなど、自分に合ったタイプを選びましょう。
② UVカットパーカー(指穴付きで手の甲までカバー)
薄手で通気性が良いタイプなら真夏も快適。指穴付きなら手の甲まで保護できます。
③ UVカットアームカバー(冷感タイプがおすすめ)
運転中や徒歩移動に便利。冷感素材で快適に過ごせます。
④ サングラス・UVカット眼鏡
紫外線は目からも吸収されます。偏光レンズやUV400対応の眼鏡がおすすめです。
⑤ UVカットパウダー(メイク直しに最適)
外出先で簡単に塗り直せる優れもの。化粧崩れ防止にも役立ちます。
⑥ 車の窓ガラス対策(UVフィルムやスプレー)
車移動が多い訪問看護師には必須。車内にいても紫外線を浴びるため、フィルムやスプレーで対策を。
⑦ 日傘(晴雨兼用で機能的)
徒歩移動には日傘が便利。晴雨兼用なら急な雨にも対応できるのでおすすめです。
新人・経験者別の紫外線対策アドバイス
新人看護師向け
まずは日焼け止め+アームカバーからスタート。簡単に習慣化できます。
すでに働いている人向け
パーカーやサングラスを追加し、健康面への意識を高めましょう。
より良い対策を探している人向け
車内対策や日傘を取り入れて、さらに快適さをプラス。工夫次第でストレスなく続けられます。
紫外線対策を続けるコツ
- 日焼け止めはバッグに常備していつでも使えるように。
- 着心地の良いアイテムを選ぶことで継続しやすくなる。
- 同僚と情報交換し、良い商品や工夫を共有する。
まとめ|紫外線対策は訪問看護師のセルフケアの一部
訪問看護師にとって紫外線対策は、美容目的ではなく健康と業務継続のためのセルフケアです。
日焼け止めやパーカーなど、できることから始めるだけで未来の自分の肌と健康を守れます。今日から一つ新しい習慣を取り入れて、安心して訪問看護を続けていきましょう。