親の介護について考え始めると、まず多くの方が「できるだけ自宅で過ごしてほしい」と思うのではないでしょうか。実際、内閣府の調査でも高齢者の約7割が「自宅で介護を受けたい」と答えています。
しかし、実際には認知症やケガ、夜間の不安、そして別居による見守りの難しさなど、子世代が感じる親の安全・安心への不安は非常に大きいのも事実です。
ある企業の調査によれば、約7割の子どもが「親に対して何らかの不安を抱えている」と答えています。
そんな親の安全と安心を守るために、老人ホームは決して「最後の手段」ではなく、選択肢のひとつとして前向きに検討すべき存在です。
この記事では、老人ホームの種類や費用、見学のポイント、さらには業界最大級の検索サイト「みんなの介護」を活用した賢い施設選びの方法まで、わかりやすく解説します。
**「まずは複数の施設の資料を取り寄せて、比較検討すること」**が、後悔しない老人ホーム選びの第一歩。
ぜひ最後まで読み進めて、安心して親を任せられる施設を見つけましょう。

はじめに:できれば家で…という親の想いにどう向き合うか?
「親には、できるだけ自宅で過ごしてほしい」
親の年齢が70代、80代と高くなるにつれ、そう思う子世代(40〜60代)はとても多くなります。
自宅でのんびりと過ごす日々こそが、本人にとっての“幸せ”であるようにも思えますよね。
実際、高齢者の多くは「できれば在宅で介護を受けたい」と考えていることが公的な調査からも明らかになっています。
高齢者の73.5%が「自宅介護」を希望しているという事実
内閣府が実施した「2018年版高齢社会白書」では、高齢者の約73.5%が「自宅で介護を受けたい」と回答しています。
この中には、
- 「家族中心の介護を希望する」
- 「外部サービスを組み合わせて自宅で介護を受けたい」
- 「家族に頼らず、外部サービスを使ってでも自宅にいたい」
という多様なニーズが含まれています。
また、別の調査では、「介護保険施設に入りたい」と答えた人が33.3%だったのに対し、**「自宅で介護を受けたい」は44.7%**と最多でした。
つまり、多くの高齢者が「住み慣れた家で最後まで過ごしたい」と願っているのです。
平成30年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府高齢社会対策大綱、高齢社会白書、高齢社会対策に関する調査研究、エイジレス・ライフ実践事例、高齢社会フォーラム等の情報を掲載しています。
しかし…子世代の7割以上が「親の介護に不安」を抱えている現実
では、子世代はどう思っているのでしょうか?
ALSOK(綜合警備保障)が実施した「別居している高齢の親を持つ子ども意識調査」では、首都圏在住の40〜60代の子ども500人のうち、**72.0%が「親に何らかの不安を感じている」**と回答しています。
具体的な不安の内容は以下の通りです:
- 認知症や寝たきりなど介護が必要になった時(53.1%)
- 病気やけがで入院した際の対応(48.6%)
- 防犯や詐欺、火の始末など日常生活上の安全面(33%以上)
そして「不安はあるが、対策は何もしていない」という人も約3人に1人。
親を思う気持ちがあっても、行動にまで移せていない人が多数派なのです。
別居している高齢の親を持つ子ども意識調査|ALSOK(アルソック)別居している高齢の親を持つ子ども意識調査、ALSOKが実施したアンケートです!怪我や介護だけでなく、空き巣や火の元に関してなど心配や不安は多いはず。別居して離れていてもみまもる手段があります。皆さんの意見を参考に、ALSOKと親孝行はじめま...
老人ホームは「親の気持ちを裏切る選択」ではない
ここで知っておいてほしいのは、老人ホーム=可哀想な場所ではないということ。
現代の施設は、「ただ介護するための場所」から、「安全で快適な暮らしの場」へと変わってきています。
- 医療・見守り体制が整っている
- 食事やレクリエーションが豊富
- 家族の負担を軽減し、共倒れを防げる
- プライバシーを重視した個室完備の施設も多数
これらの点から、老人ホームは“安心して暮らすための手段”としての現実的な選択肢になっているのです。
老人ホームの種類と特徴を比較|特養・有料・サ高住など
まずは、基本的な施設の「種類」について整理しておきましょう。
特別養護老人ホーム(特養)
- 公的施設で費用が安い
- 要介護3以上が原則
- 月額費用:約6〜15万円
- 入居待ちが長い(数ヶ月〜1年以上)
コストが抑えられる分、待機者も多く、すぐには入居できないことが多いです。
有料老人ホーム
- 民間企業が運営
- 初期費用・月額費用は施設により大きく異なる
- サービス内容や設備は比較的充実
- 介護付き・住宅型・健康型など複数タイプあり
すぐに入居できる施設も多く、選択肢が幅広いのが特長です。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
- 自立または要支援〜軽度要介護向け
- バリアフリー賃貸住宅+安否確認・生活相談
- 介護サービスは外部と契約して利用
比較的元気なうちの「老後の住み替え」として人気があります。

老人ホームの費用相場と内訳|「安い施設」の落とし穴とは?
施設を選ぶうえで最大のポイントが**「費用」**です。
初期費用
- 有料老人ホーム:数十万円〜数百万円
- 特養・サ高住:基本的に初期費用なし
「入居一時金」として高額な初期費用が必要な施設もありますが、0円の施設も増えています。
月額費用の内訳
- 家賃
- 管理費
- 食費
- 介護サービス費(介護度により変動)
- 光熱費や雑費など
費用シミュレーションで損を防ぐ
実際にかかる費用は施設ごとに全く異なるため、見込みで判断すると危険です。
→ そこで活用したいのが、「費用シミュレーション機能」や資料請求です。
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こんな方におすすめ!
- 「どの施設がいいのかわからない」
- 「親の介護度に合った施設が知りたい」
- 「一度に複数の施設を比較したい」
- 「相談しながら決めたい」
なぜ「まずは資料請求」が老人ホーム選びの第一歩なのか?
老人ホーム探しは、「まず資料請求して比較」から始めるのが鉄則です。
理由1:実際の費用・設備がわかる
パンフレットやWEBには載っていない詳しい料金表やオプション内容が入っています。
理由2:入居条件や空き状況が確認できる
要介護度・認知症の有無・持病などにより、入居条件は施設ごとに異なります。
理由3:見学・相談につなげやすい
「資料を見たうえで相談できる」と、家族間の話し合いもスムーズに。
よくある質問(Q&A)

親が施設に入りたがらない場合はどうする?

「一時的なお試し入居」や「ショートステイ」を提案するのも方法です。
まずは見学だけ、資料だけでも親子で確認すると安心感が生まれます。

介護付きと住宅型の違いは?

介護付きは、施設が介護サービスを直接提供。住宅型は外部の訪問介護と契約して利用します。
住宅型であれば在宅時に利用していた訪問看護サービスなどを継続することができる場合があります。担当者が変わって欲しくない思いを叶えられます。

特養と有料老人ホーム、結局どっちがいい?

要介護度や費用、入居希望時期によって変わります。
特養は安いが待機が長い、有料は高めだがすぐ入れる、という傾向があります。

「みんなの介護」で資料請求すると営業が来る?

来ません。
「みんなの介護」は営業行為なしで、必要に応じて希望した場合のみ連絡があります。
まとめ:安心の老人ホーム選びは「情報収集」から
親にとっても、子どもにとっても、老人ホーム選びは人生で何度もない大きな決断です。
だからこそ、「まずは複数の施設を比較してみる」ことが、後悔しない第一歩。
- 「親に安全で安心して過ごしてほしい」
- 「在宅では不安が増している」
- 「いざというときに慌てたくない」
そう感じた今が、動き出すタイミングです。
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