結論：出張費はかからない
医療保険、介護保険ともに利用時の契約書には、1ｋｍあたりの出張費用の記載がありますが、実務の中で請求した経験はありません。その理由を３つ説明していきます。
理由1️⃣ 事業所のホームページにて訪問可能範囲を定めている。
事業所により、訪問することができる範囲を指定していることがほとんどです。訪問可能範囲の境界の場所にご自宅がある場合は相談することで訪問可能なこともあります。
また、事業所の開業届をする際に訪問範囲を事前に指定する必要もあるので、あまりにも遠い場所は訪問の対応ができません。
理由2️⃣ 訪問効率の最適化をする必要がある。
事業所からご自宅、ご自宅からご自宅など移動時間の効率化は、遅刻せずに定時での訪問を行う、慌てて移動して無理な運転をしないなど職員の安全面と利用者様に迷惑をかけないために必要な事項です。
そのため、訪問の依頼があった際に対応できる職員の所在と利用者様のスケジュールをすり合わせる段階で、あまりにも移動距離がある場合には事業所の方からお断りせざるを得ないケースが多くあります。
遠方の訪問もないので、出張費の請求もありません。
理由3️⃣ ケアマネ様からの依頼を受けるのはご自宅近くの事業所になるため。
訪問看護の依頼を代行してくれるのはケアマネジャー様になることがほとんどです。
依頼をする段階でご自宅近くの訪問看護ステーションになるため、出張費もかかることがありません。
まとめ
訪問看護ステーションからの訪問において、出張費がかからない理由について説明してきました。
一点追加として、訪問看護ステーションから訪問する手段は、徒歩、自電車、バイク、自家用車があります。
ご自宅近くに駐車できない場合にはコインパーキングを利用する場合もありますが、駐車料金も請求されることはありません。
以上、参考になれば幸いです。
