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医療機関を飛び出して「訪問看護ステーション」という選択を。― 理学療法士の私が見た、看護師さんの働き方改革 ―

訪問看護
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私は現在、訪問看護ステーションで10年以上働く理学療法士です。訪問の世界に足を踏み入れてから、働き方や利用者さんとの向き合い方に大きな変化がありました。

そして今、医療現場の最前線で頑張る看護師の皆さんにも、「訪問看護ステーション」という新しい働き方をぜひ知ってほしいと思い、この記事を書いています。

「もっと利用者さんとしっかり向き合いたい」
「家族との時間も大切にしたい」
「もう一度現場に復帰したいけど不安がある…」

そんな方にこそ、訪問看護はおすすめです。

今回は理学療法士である私の視点から、訪問看護ステーションで働くことのリアルなメリット・デメリットをお伝えします。


■ 訪問看護ステーションとは?

訪問看護ステーションは、病院ではなく、地域に根差して在宅療養を支える看護の拠点です。看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などが在籍し、利用者さんのご自宅へ訪問してケアを提供します。

病院のような「入院中の一時的な関わり」ではなく、長期的かつ生活に根ざした支援が特徴です。


■ 看護師さんにとっての【5つのメリット】

① 利用者さんとじっくり向き合える時間

病棟では1人あたりの看護時間が限られており、「もっと話を聞きたかった」「ケアを丁寧にしたいけど時間がない」というジレンマ、ありませんか?

訪問看護では、1回の訪問につき30〜60分と、1対1のケア時間がしっかり確保されているため、利用者さんと丁寧に関わることができます。
「人と向き合う喜び」を、改めて実感できる場です。

➤ 医学的な正解だけが“最適”とは限らない

もうひとつ、訪問看護で強く感じるのは、「医学的に正しい」だけでは通じない場面が多いということ。
たとえば、嚥下機能が低下している利用者さんに「絶食」と指示されていても、「どうしても孫と一緒にお餅を食べたい」という思いがあることも。

そんなとき、私たちは“その人がどう生きたいか”という価値観と向き合いながら、ベストな方法を一緒に探していきます。

医療的な知識だけでなく、人としての寄り添い方、選択の支え方が問われる現場です。

➤ 生活を“よりよく生きる”ための看護へ

病院では「治すこと」が最優先になりますが、訪問看護では「よりよく生きる」ことがゴールになります。治療の延長線ではなく、「この人にとっての幸せって何だろう?」と考えながらケアを提供できるのは、大きなやりがいです。

まさに、看護師としての“本質的な力”が活かされる場所だと感じます。

② ワークライフバランスがとりやすい

訪問看護ステーションの多くは、日勤のみ・残業少なめ。直行直帰OKの事業所も多く、通勤時間のストレスが軽減されます。

また、勤務時間も柔軟に対応してくれるところが多く、たとえば…

  • 子どもが学校に行っている間だけ勤務(9時〜15時)
  • 週3日のパート勤務
  • 土日は完全オフ

といった働き方も可能です。

③ ブランクがあっても働きやすい

「子育てで数年ブランクがある」「夜勤が不安で医療現場から離れていた」という方も、訪問看護なら安心して再スタートできます。

多くのステーションでは、最初は先輩スタッフが同行訪問し、慣れるまでサポートしてくれます。また、点滴やバイタル管理など基本的なスキルが中心なので、「いきなり難しい処置が必要」という場面は比較的少ないです。

④ 看護師のニーズが高い

在宅医療のニーズが年々高まり、訪問看護師の需要は右肩上がり。特に医療依存度の高い方が増えており、看護師の存在は不可欠です。

そのため、経験の有無や年齢にかかわらず、「看護師免許を持っているだけで歓迎」というステーションも多数。
「いまの職場がしんどいけど、他に行く場所があるのか不安」という方にも、安心して検討してほしい働き方です。

⑤ 専門性を活かしやすい

褥瘡予防・終末期ケア・精神疾患の対応など、看護師としての得意分野を活かして働くことができます。

訪問看護では利用者の「生活そのもの」を支えるため、視野が広がり、臨床経験の質も深まります。看護師としてのキャリアアップにもつながります。


■ 実際に働いている私の視点(理学療法士より)

理学療法士として病院勤務をしていた私が訪問に転職して感じたのは、「利用者さんの人生により深く関わることができる」という実感です。

病院では退院すれば関係は終わってしまいますが、訪問では退院後の暮らしに寄り添い続けることができます。また、在宅生活を続けていく上で、新たな病気やケガ、医学的な管理が必要になった場合でも継続して対応することも可能です。

また、看護師さんとチームで連携することも多く、互いにサポートし合いながら働ける環境です。「一人で全部を背負わない」安心感があります。


■ 訪問看護の【デメリット】も正直に伝えます

もちろん、いいことばかりではありません。以下のような点は、事前に知っておくことが大切です。

● 初めは不安になりやすい

初めての訪問は誰でも緊張します。1人で訪問するスタイルに不安を感じることもあるでしょう。ただし、ほとんどのステーションでは最初は同行訪問からスタートするため、慣れてから1人立ちできます。

利用者さん一人一人の価値観を見極めるうえでも、同行訪問にてその利用者さんを把握することもできます。

● 緊急対応がある場合も

訪問先で急変があれば、対応が求められます。ただし、オンコール体制がある場合は当番制だったり、非常勤の場合は免除されることもあります。条件をしっかり確認することが重要です。

緊急の対応が可能であれば歓迎されやすいように感じます。

● 自家用車や移動が必要

地域によっては自家用車や電動自転車での移動が必要になることも。ただし、交通費支給や社用車貸与のステーションもあります。


■ どんな人におすすめ?

  • 病棟の忙しさに疲れてしまった方
  • 家族や自分の時間を大切にしたい方
  • 一人ひとりと向き合う看護をしたい方
  • 看護師として「もう一度」働きたい方
  • 経験を活かして地域医療に貢献したい方

そんなあなたに、訪問看護という選択肢があります。


■ 最後に:迷っているなら「情報収集」から始めませんか?

訪問看護への転職は、「環境を変える」だけでなく「人生の質を変える」きっかけにもなります。
とはいえ、いきなり応募するのは不安な方も多いはず。

そんなときは、【看護師転職サポートサイト】を活用してみてください。非公開求人の紹介や、働き方の相談、条件交渉など、プロがあなたの味方になってくれます。

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転職サイトを活用するという選択肢

訪問看護ステーションへの転職を具体的に検討する際、「転職サイトの利用」は非常に有効な手段の一つです。特に看護師資格をお持ちの方にとって、訪問看護は今後ますますニーズが高まる分野。とはいえ、個人での情報収集や職場探しには限界があるものです。

【転職サイトを利用するメリット】

  • 非公開求人を知ることができる
     一般には出回っていない好条件の求人に出会える可能性があります。
  • 自分に合った職場を紹介してもらえる
     勤務時間・訪問件数・チーム体制・教育体制など、自分の希望を伝えるだけで、それに合った職場をピックアップしてくれます。
  • ブランクや年齢の不安にも寄り添ってくれる
     復職サポートや時短勤務の相談も可能で、キャリアアドバイザーが個別に対応してくれるため安心です。
  • 面接日程や条件交渉を代行してくれる
     現職中の方や忙しい方でも、転職活動の負担が大きく軽減されます。
  • 地方や直行直帰の求人にも強い
     都市部に限らず、地方の訪問看護求人も多数扱っており、希望のエリアで無理なく働ける職場が見つかります。

【転職サイト利用のデメリット?】

一方で、転職サイトのデメリットとしては、以下のような点が挙げられるかもしれません。

しつこい連絡が心配
 一部のサイトでは頻繁な連絡が負担になるという声もありますが、最近は希望に応じた頻度で対応してくれるところが増えています。初めに「メール中心で」「必要なときだけ電話希望」と伝えておくとスムーズです。

担当アドバイザーとの相性に左右される
 人対人なので、話しやすい人もいれば、少し違和感を感じる方もいるかもしれません。ただ、合わないと感じたら担当を変更することも可能です。


一歩、外に出るだけで、看護の世界が変わる。

これまで頑張ってきたあなたのキャリアは、必ず新しい場所でも輝きます。
私たち訪問看護チームは、あなたの参加を心から歓迎します。

「もっと自分らしく働きたい」
その気持ちを、大切にしてください。