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【解説】腹筋や腹圧について

訪問看護
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腹筋の構造と働き

腹筋は人体の中心部に位置し、体幹を支える重要な役割を担っています。

初心者にも理解しやすいように、腹筋の構造と働きについて詳しく説明します。


腹筋の構造


腹筋は主に以下の4つの筋肉で構成されています:

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1. 腹直筋(ふくちょくきん)

  • 位置と形状: 胸骨下端から恥骨結合まで縦に走行する長い筋肉で、左右に一対ずつ存在します。この筋肉は「シックスパック」を形成する部分です。
  • 役割: 体幹を屈曲させる動作(前屈)を担います。また、腹圧を高めて内臓を保護する働きもあります。

2. 外腹斜筋(がいふくしゃきん)

  • 位置と形状: 腹直筋の外側に位置し、斜め下方向に走行しています。
  • 役割: 体幹を反対方向にねじる動作を可能にします。例えば、右側の外腹斜筋が収縮すると体が左側へ回旋します。

3. 内腹斜筋(ないふくしゃきん)

  • 位置と形状: 外腹斜筋の下層にあり、斜め上方向に走行しています。
  • 役割: 外腹斜筋と共働して体幹の回旋運動や側屈動作をサポートします。

4. 腹横筋(ふくおうきん)

  • 位置と形状: 腹部の最も深層にある筋肉で、水平に走行しています。
  • 役割: 体幹の安定性を保ち、内臓の位置を適切に維持する働きをします。また、胴回りを包み込むことで姿勢保持にも寄与します。

腹筋の働き

腹筋は単なる運動機能だけでなく、人体全体の健康維持にも重要な役割を果たしています。

1. 姿勢保持

  • 腹直筋や腹横筋は、背骨や骨盤を支えることで正しい姿勢を保つ役割があります。これが弱まると猫背や腰痛などが生じやすくなります。

2. 体幹の安定性

  • 腹横筋は特に体幹の安定性を高める重要な役割を担っており、スポーツや日常生活で必要なバランス能力にも寄与します。

3. 内臓の保護

  • 腹圧を高めることで内臓を正しい位置に維持し、衝撃から保護します。また、内臓が下垂することによるぽっこりお腹も防ぐ効果があります。

4. 呼吸補助

  • 腹横筋は呼吸時に肺や横隔膜を支える働きをし、深い呼吸を助けます。これによって酸素供給が効率的になり、疲労回復につながります。

5. 代謝向上

  • 腹筋トレーニングによって基礎代謝が向上し、脂肪燃焼効果が期待できます。特にダイエット目的で腹筋運動が推奨される理由です。

腹圧の生理学的・解剖学的な理由と影響

腹圧とは、腹腔内にかかる圧力のことを指します。これは、人体の安定性や動作の効率性を保つために重要な役割を果たしています。初心者にも理解しやすいように、腹圧が発生する仕組みとその影響について詳しく解説します。


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1. 腹腔とその構造

腹腔は、横隔膜(胸郭の下部)から骨盤底筋群(骨盤の底部)までの空間で、内臓が収められている部分です。この空間は以下の筋肉で囲まれています:

  • 横隔膜: 腹腔上部を覆い、呼吸時に上下に動く。
  • 骨盤底筋群: 腹腔底部を支え、内臓を保持。
  • 腹横筋: 腹腔前面を包み込む深層筋。
  • 多裂筋: 背面を支える脊柱近くの筋肉。

これらの筋肉が連携して収縮することで、腹腔内圧(腹圧)が発生します。

2. 呼吸との関係

腹圧は呼吸と密接に関連しています。息を吸うと横隔膜が下がり、腹腔内の空間が狭くなります。同時に腹横筋や骨盤底筋群、多裂筋が収縮することで、圧力が高まります。この仕組みは、身体を安定させるために必要です。

3. 姿勢制御と予測的姿勢調節(APA)

予測的姿勢調節(Anticipatory Postural Adjustment, APA)は、動作を始める前に無意識で体幹を安定させる仕組みです。

例えば、物を持ち上げる際には横隔膜と腹横筋が協調して働き、体幹を安定させます。この準備段階で腹圧が自然に高まります。


過度な腹圧によるリスク

適切な範囲であればメリットの多い腹圧ですが、過度な状態は以下のような問題を引き起こす可能性があります:

  • 妊婦の場合:過度な腹圧は子宮収縮や早産リスクにつながる場合があります。
  • 腰痛:不適切な方法で腹圧を高めると腰椎への負担が増加し、腰痛につながることがあります。

初心者向け腹筋トレーニング

初心者でも取り組みやすい簡単なトレーニング方法をご紹介します。


1. クランチ

  • 仰向けになり膝を曲げた状態で上体をゆっくり起こす動作。
  • 鍛えられる部位: 主に腹直筋。

2. プランク

  • 両肘とつま先で体を支えながら姿勢を維持する静的運動。
  • 鍛えられる部位: 腹横筋と全身の体幹。

3. ツイストクランチ

  • クランチ動作中に体を左右へねじる。
  • 鍛えられる部位: 外腹斜筋・内腹斜筋[3][7]。

まとめ

腹筋は単なる「シックスパック」を目指すものではなく、健康維持・姿勢改善・代謝向上など多岐にわたるメリットがあります。初心者でも無理なく取り組めるトレーニングから始めて、自分自身の健康や美しいボディライン形成につなげていきましょう。

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