血圧計の種類によって測定結果や使い勝手が変わることがあります。以下に主な種類とその特徴を説明します。
上腕式(カフタイプ)
特徴:
上腕にカフを巻いて測定するタイプで、最も一般的です。
片手でカフのつけ外しを行うために、ある程度の身体機能が必要になります。カフで調節することが腕の太さに関わらずに利用する事ができます。
利点:
測定精度が高く、真の血圧に近い値を得られます。カフを正しく巻くことができると、エラーが起きにくい印象があります。
注意点:
カフの巻き方に慣れが必要で、正確な測定には毎回同じ力加減で巻く必要があります。
手指の機能障害があると自分で測定することが難しくなります。
収納時に箱や袋に入れておく必要が多く、使用する度にカフと接続することや出し入れをする時間的な負担がかかるために、測定することが億劫になる方もいます。
上腕式(アームインタイプ)
特徴:
腕を筒状の本体に差し込むタイプで、カフを巻く手間がありません。
利点:
正確な測定が可能で、操作が簡単です。
注意点:
本体が大きく、価格が高めです。医療機関など常時設置していると便利なものの、ご自宅で使用する場合に場所を取ります。
在宅で利用されている利用者様はほとんどいないように感じます。
手首式
特徴:
手首に巻いて測定するコンパクトなタイプです。カフと一体型なので巻きやすいです。
利点:
持ち運びやすく、場所を選ばず測定できます。
プラスチック製の収納箱が同梱されており、机や店に収納しやすいです。
スイッチを一度押すと自動で測定されます。
注意点:
測定値にバラつきが出やすく、正しい姿勢での測定が必要です。
特に、腕をじっとさせていないとエラーが頻発することが多く感じています。また、最高血圧が80前後の利用者様ではエラーが多く、利便性は低いように実務では感じています。
まとめ
これらの違いにより、使用目的やライフスタイルに応じて適切な血圧計を選ぶことが重要です。
以上、参考になれば幸いです。