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訪問看護で痩せる?理学療法士が教える「現実」と健康資産を守る方法

訪問看護

訪問看護で働くと「動き回るから自然に痩せられるかも」と思いがち。でも実は、意外と消費カロリーは少なく、理想の体型をキープするには工夫が必要です。

この記事では、理学療法士の視点から、日常の運動量を数字でチェックしながら、おすすめのホットヨガ習慣で健康的に体重をコントロールする方法をご紹介します。

1. はじめに ― 「訪問看護って痩せるんでしょ?」の誤解

訪問看護で働いていると、他業種の方や友人から必ずといっていいほど聞かれる質問があります。

看護師さん
看護師さん

「外回りの仕事だし、毎日自転車や車で移動してるんだから自然に痩せるんじゃない?」

私自身、理学療法士として訪問看護の現場に入りたての頃は、同じように思っていました。
「外に出る機会が多く、移動もある。病院勤務より活動量が増えて痩せやすくなるかも」と期待していたのです。

しかし、数ヶ月経ってみると…現実は想像と違いました。
確かに以前より屋外で過ごす時間は増えたものの、体重はほぼ変わらず、むしろお菓子の誘惑や不規則な食事で増えてしまう日すらあります。

この記事では、訪問看護の運動量の実態を数字で示しながら、なぜ痩せにくいのかを解説します。
さらに、健康資産を守り、体重コントロールにも役立つ運動習慣──特に私が推す「ホットヨガ」についてお話しします。


2. 1日の消費カロリーはどうやって決まるのか?

まず、「痩せる・痩せない」の大前提として知っておきたいのが、総エネルギー消費量の内訳です。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、成人の1日の消費カロリーは次の3要素で構成されます。

  1. 基礎代謝(約60〜70%)
     寝ていても心臓を動かし、呼吸し、体温を保つために必要なエネルギーです。
     年齢や性別、筋肉量によって変動しますが、30代女性でおおよそ1,200〜1,300 kcal/日
     この時点で1日の大半は「動かなくても消費」されるカロリーです。
  2. 身体活動(約20〜30%)
     通勤や移動、仕事、運動など、体を動かすことで消費するエネルギーです。
     ここが「痩せる・痩せない」を左右するポイントですが、訪問看護では想像より少なめです。
  3. 食事誘発性熱産生(DIT)(約10%)
     食べたものを消化・吸収・代謝する際に消費されるエネルギー。
     食事の量や内容で変わりますが、1日の総消費カロリーの約1割です。

つまり、訪問看護で痩せるには、この中の「身体活動」の割合を増やす必要があります。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」


3. 成人の1日の必要カロリー(2025年基準)

厚生労働省の推定値(身体活動レベルII=普通)では、成人が健康を維持するために必要なエネルギーは以下の通りです。

年齢男性女性
18〜49歳約 2,650 kcal約 2,050 kcal
50〜64歳約 2,450 kcal約 1,900 kcal
65〜74歳約 2,200 kcal約 1,750 kcal

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」


4. 活動レベルで変わる必要カロリー

さらに、生活の運動量によって必要カロリーは変わります。

活動レベル男性(30〜49歳)女性(30〜49歳)生活例
低い(座り仕事中心)約 2,300 kcal約 1,750 kcalデスクワーク中心
普通(適度な運動や移動)約 2,650 kcal約 2,050 kcal通勤や家事で歩く量が多め
高い(肉体労働・激しい運動)約 3,050 kcal約 2,350 kcal工事現場作業、スポーツ習慣あり

5. 訪問看護の「移動」はどのくらい消費しているのか?

訪問看護では、自転車、バイクや車での移動が多いです。
特に都市部では電動アシスト付き自転車やママチャリを使うことも多いですが、実はその消費カロリーは控えめです。

自転車移動(体重60kg)の目安

  • ゆっくり(街乗り・<16km/h) … 約250 kcal/時間
  • 中速(16〜19km/h) … 約430 kcal/時間
  • 速め(20km/h以上) … 約500 kcal/時間

距離で見ても、

  • 5km(約20分) → 50〜80 kcal
  • 10km(約40分) → 150〜250 kcal
  • 20km(約60分) → 350〜500 kcal

6. 実際の訪問スケジュールで計算

例:1日6件訪問、そのうち4件を自転車で合計40分(約8km)移動した場合

消費カロリー:約130〜180 kcal(おにぎり1個分

つまり、外回り=高消費カロリーというイメージは誤解であり、
身体活動レベルIII(高い)には到底届きません。


7. 痩せにくい理由は「時間」と「質」にある

訪問看護は身体を動かす仕事に見えますが、実際には…

  • 車移動や座っての記録作業が多い
  • 不規則な食事時間
  • ストレスや疲労による間食
  • 年齢とともに基礎代謝が低下

そのため、「業務中に痩せる」ほどの運動量にはなりにくいのです。


8. 健康資産を守るという考え方

健康資産とは、体力・筋力・柔軟性・心の余裕といった、将来の自分を支える“健康の貯金”です。
訪問看護は体力と精神力を消耗しやすく、この資産が減りやすい仕事です。

だからこそ、業務外でも計画的に運動習慣を作り、資産を増やす必要があります。


9. なぜホットヨガがおすすめなのか(理学療法士目線)

私がホットヨガを勧める理由は、単に「汗をかくから痩せる」ではありません。
理学療法士として見た場合、以下のメリットがあります。

  • 全身をバランスよく動かすため、筋力・柔軟性が同時に向上
  • 体幹が安定し、介助や移動で疲れにくくなる
  • 発汗により代謝が上がり、体重コントロールがしやすい
  • 呼吸法で自律神経が整い、ストレス軽減
  • 室内運動なので天候や時間帯に左右されない
  • 週1回から無理なく始められる

10. まとめ ― 「痩せる」より「資産を増やす」

訪問看護は体を動かす仕事に見えて、実は「痩せるほどの活動量」にはなりません。
だからこそ、健康資産を守るために計画的な運動習慣が必要です。

申込みは下記から↓

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ポイントは:

  1. 業務外に運動時間を確保する
  2. 筋力・柔軟性・呼吸法を同時に鍛える
  3. 続けやすい環境を選ぶ

この条件を満たす選択肢のひとつが、ホットヨガです。
今日から、未来の自分への“健康貯金”を始めませんか?