結論:検査データを手に入れることは難しい
訪問看護を提供する上での、医療機関で実施した利用者様の血液検査、エコー検査、レントゲン検査、MRI検査など画像に関するデータはほとんど医療機関から提供される事はあまりありません。
以下の場合に情報の提供を受けることがあります。
- 訪問看護指示書に血液検査のデータを添付される
- 大きな医療機関であれば、レントゲンやMRI検査のデータを記録媒体(CD-ROM)に移して交付
- 血液検査のデータを利用者様本人に交付
- 退院時サマリー(退院時の申し送り事項)にてデータを添付または、文面に記載
まとめ
実務の中では、検査データについて利用者様やご家族から聴取することが多く、数値などの詳細や不明なことが多くあります。なかなか数値を診察の場で説明を受けている場面で覚えておくことやメモすることは難しいことも原因に挙げられます。
骨折後、脳梗塞後など予後に結びつくデータに関しても手元に入れることが難しく、利用者の身体面の機能を評価し、画像がない状態でも今後の機能回復運動内容を決めていく必要があります。
検査データはリハビリテーションを提供する上で重要な指標になりますが、なかなか手にすることが難しいです。
利用者様の現在の全身状態の把握のために、必要な徒手的な検査など知識・技術の習得を継続していきましょう。
以上、参考になれば幸いです。