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安心して在宅生活を送るための事業所の取り組み

訪問看護
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結論:継続した訪問看護のためには、日常の取り組みが大切

訪問看護には、介護保険であれば緊急時訪問看護加算、医療保険は24時間対応体制加算といって、
24時間365日体制で緊急の電話がつながるサービスを提供しています。

過去の記事で紹介しています。⇨ 緊急時の訪問看護について

いつでも看護師と相談でき、必要性が高ければそのまま看護師の訪問を受けることができるサービスにはなります。
従業員目線で考えると24時間365日体制は身体的、精神的な負担を感じやすいように感じます。

看護師さんの負担軽減の制度改定

2024年4月の医療、介護保険の改定にて以下のような改定がありました。

  • 看護師さんの負担の軽減を事業所で取り組むことで報酬が増加する。
  • 事務員、リハビリ職種が電話を受け持ち、緊急の電話が看護師さんに報告し、
    看護師さんが訪問する体制が可能。

所属する訪問看護ステーションでは看護師さんの負担の軽減策について円滑な導入はできていない現状です。

継続した訪問看護サービスを提供するには

個人的な意見になります。
3年ほど前に訪問看護ステーション同士の研修会に参加しました。
中部地方の訪問看護ステーションの管理者さんからのお話しで印象に残るエピソードがありました。

緊急時に訪問の要請があった場合は対応することが適切ですが、
普段の定期的な訪問看護を提供する際に、体調が悪くなった際の対処方法や予測される身体面の変化、どのような症状がでたら看護師さんに相談するといった情報提供や指導ができていることで、
利用者、家族様が具体的に問題を予測でき、対応する方法を取得し、自己解決できることが増えるような関わりが大切

上記のようなお話しがあり、ハッとさせられました。

普段の関わり方次第で、利用者、ご家族様に安心感の提供と自己解決能力の獲得を促すという発想は目からウロコでした。

まとめ

今後の日本社会としては、少子高齢化により医療職種の担い手が少なくなることが予測されます。
訪問看護ステーションにおいて、緊急の対応の希望もますます増えていくと思います。
夜間の対応自体は負担になることが多く、オンコール対応はできる人の軽減も考えられるため、普段の関わりが利用者、ご家族様が安心して生活できるだけでなく、継続して訪問看護を提供できる事業所が運営できる一助になると感じました。

以上、参考になれば幸いです。

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