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【紹介】訪問看護ステーションの身だしなみ

訪問看護
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訪問看護ステーションでの服装・身だしなみの基本

訪問看護師は、利用者やご家族のご自宅に直接伺い、看護サービスを提供します。

そのため、服装や身だしなみは「信頼感」「安心感」「清潔感」を与える重要な要素です。
ここでは、初心者にも分かりやすく、具体的な注意点やポイントを詳しく解説します。

服装の基本的な考え方

  • 清潔感:服装は常に清潔で、シワや汚れ、破れがないものを選びます。第一印象で「この人なら家に入ってもらっても大丈夫」と思ってもらうことが大切です。
  • 動きやすさ:利用者宅でのケアや移動が多いため、動きやすい服装が必須です。しゃがんだり、立ったり、介助したりする動作に支障がないものを選びましょう。
  • 親しみやすさ:病院の白衣のような「医療感」が強すぎる服装よりも、カジュアルで落ち着いた色合いの服装が好まれます。利用者の生活空間に馴染む雰囲気を意識しましょう。

具体的な服装のポイント

ユニフォーム・トップス

  • 指定ユニフォームがある場合は必ず着用。
  • 指定がない場合は、ポロシャツや襟付きシャツ、スクラブ(医療用ユニフォーム)などが定番です。
  • 色は派手すぎず、落ち着いた色(紺・黒・ベージュなど)が無難。真っ白は汚れやインナーの透けが目立つため避けるのがベター。
  • シワになりにくい素材を選び、常に清潔を保つ。

パンツ・ボトムス

  • チノパンやストレッチ素材のパンツが主流。動きやすさ重視。
  • スカートやジーンズ、タイトなパンツ、ノースリーブ、ワンピースなどはNG。
  • 色はトップス同様、落ち着いたものを選ぶ。

靴・靴下

  • 脱ぎ履きしやすいスニーカーやスリッポンが最適。自転車や車での移動にも適しています。
  • 靴は汚れや破れがないものを。極端に派手なデザインやサンダル、ヒールは避ける。
  • 靴下は必ず着用し、穴や汚れがないものを。白は汚れが目立つため、グレーや黒などが無難。替えの靴下を持参すると安心。
  • バイクなどでは靴下の二重履きをすると足先の冷えを和らげることができる。

防寒・防暑対策

  • 冬は防寒着を着用し、利用者宅に入る前に脱ぐ。
  • 夏は汗対策として着替えや汗拭きシートを用意。汗の臭いにも注意。
  • 雨天時は防水性の高いレインウェアを用意。日焼け対策としてUVカットパーカーや帽子も活用。

身だしなみの注意点

髪型

  • 清潔感があり、顔にかからないようにまとめる。長い場合は束ねる。
  • 派手な髪色や極端なヘアスタイルは避ける。利用者によっては不快に感じることもあるため、ナチュラルな色味が無難。
  • 髪留めやアクセサリーはシンプルで機能的なものを選ぶ。

化粧・ひげ

  • 濃すぎる化粧は避け、ナチュラルメイクを心がける。
  • 男性はひげの剃り残しがないように注意。

香り

  • 香水やハンドクリームなどの強い香りは控える。利用者や家族の中には匂いに敏感な方もいるため、無香料や控えめなものを選ぶ1
  • 口臭やタバコの臭いにも注意し、必要に応じて対策を。

爪・手指

  • 爪は短く切り、清潔を保つ。ネイルアートや派手なマニキュアはNG。
  • 手荒れやささくれがある場合は保湿を心がけ、利用者に不快感を与えないようにする。

持ち物・バッグの扱い

  • バッグは大容量で、書類やケア用品が整理しやすいものを選ぶ。
  • バッグ自体も清潔に保ち、破れや汚れがないか定期的にチェック。
  • バッグの口が開いたままや、中身が見えている状態は避ける。個人情報の管理にも注意。
  • 持ち物は必要最小限にまとめ、無駄なくコンパクトに。

季節・天候に合わせた工夫

  • 夏は汗対策、冬は防寒対策を徹底。季節ごとに着替えやタオル、汗拭きシート、手袋などを準備。
  • 雨の日は替えの靴下やレインウェアを持参。晴れの日は日焼け止めやUVカットアイテムを活用2

NGな服装・身だしなみの例

NG例理由
派手な色・柄の服利用者に威圧感や不快感を与える可能性
ジーンズ・スカート・ワンピース動きにくく、看護に不向き
ノースリーブ・露出の多い服清潔感やTPOに欠ける
サンダル・ヒール安全性・機能性に問題あり
派手なアクセサリー利用者に危険を及ぼす可能性
濃いメイク・香水利用者の体調や嗅覚に影響する場合がある
ネイルアート・長い爪清潔感や安全性に欠ける

まとめ

訪問看護師の服装・身だしなみは、利用者やご家族に「信頼」「安心」「清潔感」を与えるための大切なマナーです。服装は清潔で動きやすく、親しみやすいものを選び、髪型や化粧、香り、爪など細部まで気を配りましょう。

バッグや持ち物も含めて、全体として「この人なら安心して任せられる」と思ってもらえる身だしなみを心がけてください。

身だしなみは「おしゃれ」ではなく、「相手への思いやり」です。利用者の生活空間に溶け込み、信頼される訪問看護師を目指しましょう。


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