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在宅でのリハビリでの留意点

訪問看護
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結論:利用者様の価値観に沿った介入内容、目標が必要

ご自宅など在宅で長期の療養・生活を考えると、必要なサービスを提供することが大切と考えます。
そのため、利用者の価値観、考え方、許容範囲など様々な調整が必要です。そのため、介入内容、目標を決めていくためには、至極個人的なものでなければならないと思います。

理由① 医療機関との違い

リハビリと言うと、病気や怪我により入院して受けるものというのが一般的に思います。

リハビリをして、身体の症状が回復し、元通りの生活になる

上記のことを説明する機会が私も医療機関に勤めていた時に多くありました。


医療機関は、リハビリし易い環境(物品の数、自分で調整できる環境、衛生的など)が揃っており、リハビリ提供者にとってはホームゲームです。リハビリ提供者からの指示についても比較的受け入れやすい環境になります。一方在宅では、利用者の環境下で提供しなければならないので、工夫が大切です。環境を調整する際も、利用者の日常生活の環境を変更するため、交渉する必要があります。

理由② リハビリ内容の説明を丁寧にする必要があります。

医療機関のリハビリでは、『先生』と『生徒』の関係が成立します。
リハビリ提供者に比べると利用者は年配者になります。人にもよりますが、年下の意見に対して受け入れ難い利用者もおられます。
そのため、上記の『先生』と『生徒』の関係であれば、年下の意見も受け入れやすくなります。


在宅ではその関係が異なります。
利用者のホームゲームに、リハビリ提供者が訪問する形になります。
利用者の意見やクレーム次第で、リハビリ提供者が継続した介入が難しい場合もあります。
そのため、リハビリ内容、目標については利用者さんが理解、納得できるように丁寧に説明することが大切です。

まとめ

医療機関と異なり、在宅でのリハビリを提供する場合は、利用者の価値観を尊重して介入する必要があります。特に、利用者の価値観と異なることが重要とリハビリ提供者が専門家として必要と考えた場合は、利用者、ご家族様が納得できるように、平易で、分かりやすいような説明が特に重要になります。

参考になれば幸いです。

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